夜釣りの道具でよく見る「蓄光」の意味や仕組みを解説。
なぜ魚が釣れるのか、どうやって光らせるのが正解なのか?
よく混同される「ケイムラ」との違いや、おすすめのUVライトの使い方も紹介します。
ルアーやワームの輝きを操って夜釣りの釣果アップを目指しましょう。
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夜釣りのルアーや仕掛けを選んでいると、パッケージに**「蓄光(ちくこう)」や
「グロー(Glow)」**と書かれているのをよく見かけませんか?
「暗闇で光る」ということはなんとなく分かっていても、
「なぜ光るのか?」
「どうやって光らせるのが一番効果的なのか?」
「ケイムラとは何が違うのか?」
これらを正確に理解していると、釣果に大きな差が生まれます。
今回は、夜釣りの最強の武器である「蓄光」の仕組みと、その効果を最大限に引き出す使い方に
ついて詳しく解説します。
1. 蓄光(ちくこう)とは何か?その仕組み
蓄光とは、文字通り**「光を蓄える」**性質のことです。
太陽光やライトの光(紫外線など)を吸収してエネルギーを溜め込み、暗い場所でそのエネルギーを
「光」として放出する現象を指します。
夜釣りにおいて「グローカラー」と呼ばれるルアーやワームには、この蓄光塗料や素材が使われています。
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電池は不要: 外部から光を当てるだけで何度でも光ります。
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徐々に暗くなる: ずっと光り続けるわけではなく、時間が経つにつれて光は弱くなります。
つまり、蓄光アイテムは**「光の充電式バッテリー」**のようなものだと考えてください。
2. なぜ夜釣りで蓄光(グロー)が釣れるのか?
真っ暗な海の中で、なぜわざわざ光らせる必要があるのでしょうか。主なメリットは2つあります。
① 魚へのアピール力が抜群
アジ、メバル、タチウオ、イカ(アオリイカ等)など、夜釣りのターゲットとなる多くの魚は、
光に対して興味を示す、あるいは光る物体を餌として認識する習性があります。
特に、プランクトンが発光しているように見える「点発光」や、シルエットをぼんやり浮かび
上がらせる「フルグロー」は、魚の捕食スイッチを入れる強力な武器になります。
② アングラー(釣り人)からの視認性
自分の投げたルアーがどこにあるのか、どのくらいの深さを泳いでいるのかが、光っていると一目瞭然です。
ルアーの位置が把握できれば、テトラポッドや障害物を回避しやすくなり、根掛かりのリスクを減らすことができます。
3. よくある間違い!「蓄光」と「ケイムラ」の違い
釣具屋でよく並んでいる「蓄光(グロー)」と「ケイムラ」。この2つは全く別物です。
| 特徴 | 蓄光(グロー) | ケイムラ(蛍光紫) |
| 発光の仕組み | 光を溜めて、暗闇で自発的に光る | 紫外線が当たっている時だけ発光する |
| 暗闇での見た目 | ぼんやりと緑や青に光り続ける | 光らない(紫外線がないと見えない) |
| 主な用途 | 真っ暗な夜釣り、深場 | マズメ時、デイゲーム、月夜 |
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蓄光: ライトを当ててから消しても、しばらく光っています。
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ケイムラ: UVライトを当てている時は光りますが、ライトを消すと瞬時に消えます(蓄えません)。
夜釣りで「真っ暗な海中」で目立たせたいなら、間違いなく**「蓄光」**の出番です。
4. 蓄光の効果を最大化する「UVライト」の使い方
蓄光ルアーは、普通のヘッドライト(白色LED)でも光らせることができますが、実は効率が悪いです。
蓄光素材を「短時間」で「強烈」に発光させるためには、**UVライト(紫外線ライト/ブラックライト)**が必須アイテムです。
UVライトを使うメリット
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秒速チャージ: 数秒照射するだけで、MAXの輝度まで光ります。
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深くまで届く: 白色光でチャージするよりも、強い光が長持ちします。
効果的なローテーション
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キャストする直前にUVライトを数秒照射する。
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数投して光が弱まってきたら、再度照射する。
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注意点: 魚がスレている(警戒している)時は、あえて光を弱くしたり、光らせない方が釣れることもあります。状況に合わせて光の強さを調整しましょう。
5. まとめ:蓄光を使いこなして夜釣りを攻略しよう
「蓄光」は、単に道具が光るだけでなく、魚に見つけてもらうための重要な要素です。
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蓄光とは: 光を溜めて暗闇で放つ仕組み。
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メリット: 魚へのアピールと、釣り人からの視認性アップ。
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ケイムラとの違い: 蓄光は「溜めて光る」、ケイムラは「紫外線を反射して光る」。
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コツ: UVライトを使って、こまめに「光の充電」を行うこと。
夜の海でボウズ(1匹も釣れないこと)を逃れるために、ぜひタックルボックスに蓄光ルアーと
UVライトを常備しておいてください。
その「光」が、大物を連れてきてくれるはずです。

