・基本的に荒天時、アオリイカは「波の影響が少ないエリア」へ退避します。
・具体的には「水深が深くなる方向」か「静穏な湾奥・風裏」に移動する傾向があります。
・堤防より磯より、港内の潮通しが良いが波の入りにくい場所へ移ることが多いです。
・強風時は表層付近を避け、「ボトム寄り(底)」に張り付くケースがほとんどです。
・特に北西風の場合、北西風の裏(南東向き)となる湾内や港内が有望ポイントとなります。
なぜ荒れると深場や風裏に行くのか?
・アオリイカは遊泳能力が高そうに見えて、魚ほど持久力がありません。
・特に波による上下の揺れ(サラシ)に弱く、体力の消耗を避ける性質があります。
・海が荒れる=酸素濃度が下がりやすく、また濁りも強くなるため捕食効率も低下。
・そのため「波が当たらない場所」「一定の水深」「安定した水質」を求めて移動します。
荒天時、どこが狙い目か?
・港内の奥(ただし底潮が動く場所)
・外洋と直結するが湾曲で波が入りにくい堤防内側
・テトラ帯の下側(波が乗り越えない裏)
・水深5m以上確保できるワンド奥
・外向きより内向き
・磯ならサラシが出ない凹型の岩場の底付近
逆にどこはダメか?
・波が直撃する外向き堤防
・浅場のサーフ(濁りが入りやすく底荒れしやすい)
・潮のヨレが強すぎる場所
・磯のサラシ付近(一見良さそうでもイカは寄らない)
・表層狙い(エギングではシャロータイプはNG)
荒れ始め・荒れピーク・荒れ後の比較
●荒れ始め(波2~3m未満)
・まだ捕食欲あり
・濁り前のタイミングは深場へ落ちる直前
・一時的に活性が上がることもある
●荒れのピーク(波+風が強い)
・ほぼ捕食行動停止
・釣果激減
・完全に深場か風裏に避難
●荒れた後(波落ち着き始め)
・一気に浅場へ戻る
・荒れ後3~12時間が最もチャンス
・特に気圧が上がり、風が弱まったタイミング
冬季と春秋で違うのか?
・冬季:水温低下で元々深場傾向 → 荒天時はさらにディープへ(10m以上)
・春〜初夏:産卵期 → 荒れても産卵場近くに残る個体もいる
・秋:小型(新子)は波に弱く、ほとんど退避 → 釣果急減
堤防釣りでの対策
・エギングの場合 → シャロータイプより「ディープタイプ」使用
・ヤエン釣り → 生きアジが底を泳ぐ設定(ウキ泳がせより底重視)
・サビキ式泳がせ → 鉛重り+アジを深く沈める方法が有効
・夜釣りで荒れた場合 → 光量が少ない場所だとさらに深場へ逃げる
具体的な風裏釣り場例(和歌山南紀)
※北西風想定
【みなべエリア】
・天神崎地磯の東面
・堺漁港ドッグ側堤防(6m風まで)
【白浜エリア】
・笠甫漁港(湾内)
・伊古木漁港(山に囲まれる)
【すさみエリア】
・名切崎(山裏)
・見老津オオハ
【串本エリア】
・基本的に北西風が裏(多く可能)
結論(釣り人向け要点)
・荒れたら「深場+風裏+濁りにくい場所」へ移動する。
・底ベッタリになることが多い。
・一番釣れるのは「荒れ始め」と「荒れ直後」。
・風表はエギング・ヤエンともにほぼ無理。
・エサ釣りならなお深場。
・屋内型の漁港や山影を狙うべき。
最後に(釣太郎スタッフ視点)
・荒天後に海水氷(400円)+活アジセットでヤエン狙いが最強。
・エギは通常沈下より「ディープモデル推奨」。
・荒れ予報時は釣太郎ブログで「風裏釣り場提案+最適仕掛け情報」発信すると効果大。
・動画ネタ:「荒れた海の日のアオリイカの居場所をAIが解説」

