刺身で人気の高級魚といえば「ブリ」「カンパチ」「ヒラマサ」。
同じ青物でも味や脂の乗り方が異なり、釣り人・料理人・鮮魚店でも評価が分かれる三種です。
本記事では、
・刺身の味・食感・脂の違い
・時期による味の変動
・プロが選ぶ最も美味しい魚
・市場価格の比較
販売現場・釣果・食味データを基にわかりやすく解説します。
ブリ・カンパチ・ヒラマサ 刺身比較表
| 項目 | ブリ | カンパチ | ヒラマサ |
|---|---|---|---|
| 脂の量 | 圧倒的に多い | ほどよく中程度 | 少なめでさっぱり |
| 食感 | 柔らかく濃厚 | やや弾力あり | 締まって歯ごたえ強 |
| 味の傾向 | こってり甘い | 脂と旨味バランス◎ | さっぱり上品 |
| 冬(寒ブリ) | 最高に旨い | 良 | 脂少 |
| 夏 | 脂抜け | もっと美味 | 夏はベスト |
| 釣り難易度 | 比較的簡単 | やや実力要 | 難易度高い |
| 市場評価 | 大衆人気No.1 | 寿司屋人気高い | 通好み |
| kg単価相場 | 約1,200〜2,000円 | 約2,500〜3,500円 | 約2,800〜4,000円 |
※時期・産地により変動あり。天然魚相場(2025年参考)
刺身の味わいの違い
ブリ
・脂が非常に多く、冬の寒ブリは最高級。
・こってりして甘味も強く、刺身・ぶりしゃぶ人気。
・ただし暑い季節は脂が抜け、水っぽくなることも。
カンパチ
・ブリより脂控えめで、適度に締まった身。
・刺身でのバランスが非常に良く、回転寿司〜高級寿司店まで幅広く採用。
・釣り人評価も高く「釣れたて最強説」も。
ヒラマサ
・脂は控えめで上品な味わい。
・身がしっかりと締まり、歯切れの良さが特徴。
・夏に脂が乗りやすく、暑い時期は最も美味しい。
季節による「旨味のピーク」
| 季節 | ブリ | カンパチ | ヒラマサ |
|---|---|---|---|
| 春 | 旨味残る | 並 | 水っぽい |
| 夏 | 脂抜け気味 | 良好 | ベストシーズン |
| 秋 | 回復傾向 | 脂乗り開始 | 安定 |
| 冬 | 寒ブリ最強 | 良 | 脂弱 |
価格差と市場での評価
・ブリは流通量が多く 比較的安価(天然でも1kg1,200円〜)
・カンパチは ブリより高級(1kg2,500円〜)
・ヒラマサは漁獲量が少なく カンパチよりさらに高額なケースも
高級寿司店では、
🔹冬は「ブリ」
🔹夏は「ヒラマサ」
🔹通年安定では「カンパチ」
という傾向があります。
保存方法と鮮度維持のポイント
刺身用魚は温度管理が重要。
特に脂が多いブリは臭みが出やすいため、釣った直後に海水氷(3kg400円)で0〜2℃冷却が理想。
真水氷はドリップ原因となるため非推奨。
海水氷なら脂を保ったまま身が締まり、刺身品質が向上します。
まとめ
・ブリ:冬限定なら最強。脂たっぷりで濃厚。
・カンパチ:バランス優秀。刺身万人向け。
・ヒラマサ:通好み。夏の刺身で真価発揮。
・価格は ブリ<カンパチ<ヒラマサ の順で高級。
要約
刺身目的で狙うなら
▶ 冬=ブリ
▶ 通年=カンパチ
▶ 夏=ヒラマサ
がベスト。
価格はヒラマサが最も高く、味は季節によって逆転するため「旬」を見極めることが重要です。

