冬の南紀で狙う寒グレ釣りは、フカセ釣りが最も実績の高い釣法です。
しかし寒グレは警戒心が非常に強く、仕掛けのバランスが悪いだけで簡単にエサを見切ります。
本記事では 「寒グレに強い仕掛け構成」「風・水温による変化」
「実釣で使える具体的タックル」 を釣具店プロ視点で徹底解説します。
初心者はもちろん、釣果が伸びない中級者にも必ず役立つ内容です。
寒グレ用フカセ仕掛けの基本構成
🎣仕掛け全体図(一般的スタイル)
タックル選び(竿・リール・ライン)
竿(ロッド)
・1.75号〜2号 5.3m が冬の定番
・食い渋り時 → 1.5号(柔軟で違和感を与えない)
・強風や大型狙い → 2.5号も選択肢
リール
・レバーブレーキ(LBD)リール必須
・寒グレは走りが鋭く、岩やハエ根に突っ込もうとする
→ 瞬時のブレーキ操作が重要
👉「南紀寒グレはレバーブレーキが絶対必要」イラストあり(前回画像)
道糸
・ナイロン2〜2.5号
・強風時は3号まで上げる
・比重が軽く、波を受けても自然に流れる
ウキとオモリ(風速・水温で選択)
| 状況 | 水温 | 風速 | ウキ | ガン玉 |
|---|---|---|---|---|
| 食い渋り | 18〜20℃ | 〜4m | B〜2B | 無〜G5 |
| 通常 | 18〜20℃ | 4〜6m | 2B | G3〜G5 |
| 荒れ気味 | 17〜19℃ | 6〜8m | 3B〜4B | B |
| 爆荒れ | 〜18℃ | 8m以上 | 5B〜0号 | B〜2B |
※冬の最盛期(1月〜2月)は 3B前後が最も使用頻度高い
ハリス選びと長さ
基本
・1.7号〜2.2号が基準
・寒グレは歯が鋭くないので太めOK
・2ヒロ(約3m)以上が推奨
大型狙い(40cm~)
・ハリス:2.5号 〜 3号
・北西風8m以上時は太ライン推奨
・傷が入りやすいので30分ごとにチェック&結び直し
タナ(棚)設定の考え方
・基本は 竿1本分(約5m)
・食い渋り時 → 竿1本半(深め)
・時合前 → タナを徐々に上げて探る
👉 寒グレは一気に食わないため、仕掛けが馴染むまで粘ること
エサ(サシエサ・マキエ)
サシエサ(刺し餌)
・生オキアミ LLサイズが定番
・食い渋り → Mサイズ
・ハード加工は早期離しに注意
マキエ(撒き餌)
・生オキアミ3kg+配合エサ1袋
・遠投用 → 粒状+粘り剤
・投入点をサシエサとずらさないのが重要
実釣時のポイント(冬特有)
・朝一と夕まずめは 仕掛けを深くゆっくり沈める
・北西風が吹き始めるタイミングが勝負
・仕掛けを流しすぎず、足元のサラシ下に入れる
寒グレ仕掛けで失敗する典型例
❌ オモリ重すぎ → 不自然で食わない
❌ ハリス短すぎ → 仕掛けが見切られる
❌ マキエとサシエが分離 → 餌取りに取られる
❌ 軽すぎ → 沈まず流される
❌ 磯際で強引に取り込もうとしてバラす
寒グレ釣りで釣果を伸ばすコツ
・風速6mを狙って釣行計画を立てる
・撒き餌を足元に打ち、サシエを同調させる
・潮のヨレを見逃さない
・食い渋り時は誘いを入れる
要約
・竿は1.75〜2号、リールはレバーブレーキ必須
・ウキは2B〜3B、ハリスは1.7〜2.5号が主流
・風速6m・水温20℃以下が狙い目
・撒き餌と刺し餌の同調が最重要
・大型狙い時は太ライン+深タナ
・「馴染むまで待つ釣り」が寒グレ攻略のカギ
FAQ
Q1:寒グレのタナはどれくらいですか?
A:竿1本〜1.5本(5〜7m)が基本です。
Q2:おすすめのウキ号数は?
A:通常は2B〜3B、荒れ気味なら4B以上が良いです。
Q3:仕掛け馴染むまでどれくらい待つ?
A:最低30秒〜1分、食い渋り時は2分以上待つこともあります。
🎯最後に
寒グレシーズンは水温が下がる11月下旬〜2月が本番。
風・潮・タナ・撒き餌同調の4つを押さえれば安定して釣果が伸びます。

