アオリイカの新子が共食いをした主な原因として、以下の3つの理由が考えられます。
1. アジが「捕食対象」として大きすぎた(または速すぎた)
人間から見れば「アジ=餌」ですが、新子のアオリイカにとって、泳ぎ回る元気なアジは
「捕まえるのが大変な相手」だった可能性があります。
イカは非常に賢く、自分の体格で確実に勝てる相手を選びます。
もしアジが新子に対して少し大きかったり、動きが早すぎたりした場合、イカは「あのアジを追う
より、隣にいる小さくて動きの鈍いアイツ(小さいイカ)の方が楽に狩れる」と判断します。
アジよりも仲間の方が「手軽なタンパク源」として認識されてしまったのです。
2. 絶対的なサイズ差によるターゲット化
ご推察の通り、「水槽の中で一番小さかった」というのは決定的な要因です。
アオリイカの世界は完全な弱肉強食であり、特に閉鎖された水槽内では、体格差はそのまま生存率に直結します。
自分より小さい個体は、ライバルではなく「餌」として認識されます。
逃げ場のない水槽内では、最も弱い個体が真っ先に狙われるのは、自然界の厳しい掟そのものです。
3. イカは「イカの味」が大好き
実は、アオリイカは自分と同じイカ類の味を非常に好みます。
魚のようにウロコや硬い骨がなく、柔らかくて食べやすい上、栄養価も高いためです。
エギング(イカ釣り)のルアーにイカの形が多いのも、彼らがイカを好んで捕食する習性を利用している側面があります。
「捕まえやすく、食べやすく、美味しい」という条件が揃ってしまったため、アジを無視して共食いに走ったと考えられます。
今後の対策として
この悲劇を繰り返さないためには、以下の対策が有効です。
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サイズの選別: 可能な限り、同じ大きさの個体同士で飼育する。
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餌のサイズダウン: アジが大きすぎる場合は、もっと小さな小魚やエビを与える。
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隠れ家を作る: 弱い個体が視界から隠れられるよう、障害物を増やす。

