海釣りをした後、あなたの釣り道具は確実に「塩分」と「汚れ」をかぶっています。
放置すればサビやベアリングの固着、糸ガイドの腐食など、数回で使い物にならなくなることも。
「とりあえず水で流したらOK」と思っている人は要注意。
正しい洗い方と乾燥方法を知らないと、むしろ劣化を早めることになります。
釣行後の基本は「真水で洗う」こと
結論から言うと、お湯ではなく真水で洗うのが正解です。
理由は、金属や樹脂部品の熱膨張や潤滑油の流出を防ぐため。
お湯を使うと、内部のグリスやオイルが溶けて流れ出し、ベアリングやギアの潤滑が失われます。
特にリールやスプール内部は非常に繊細なため、常温の真水が最も安全です。
🪝道具別の洗い方と注意点
🎣1. リール(スピニング・ベイト)
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まずドラグを締める(内部に水が入らないように)
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弱い水流で全体を真水洗い(強いシャワーはNG)
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塩分が残りやすいラインローラーやベール部を重点的に
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洗ったら水気を軽く切り、乾いたタオルで拭く
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直射日光を避け、陰干しで完全乾燥
乾いた後、スプレーオイル(防錆・潤滑タイプ)を軽く吹くのがおすすめです。
ベアリング・ハンドル・ラインローラー部分に1滴でOK。
🪄2. ロッド(竿)
ロッドは塩分がガイドリングやスレッド(糸巻き部)に残りやすい部分。
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水道のシャワーで軽く全体を流す
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ガイドリングを指で優しくこすりながら塩抜き
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継ぎ目(ジョイント部)はティッシュやクロスで水分を拭き取る
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風通しの良い日陰で立てかけ乾燥
※直射日光は塗装やカーボンを劣化させるためNG。
🐟3. ルアー・ジグ・仕掛け
ルアーは見落とされがちですが、フック部分が一番錆びやすい。
・帰宅後すぐに真水で軽く洗い、塩を流す
・タオルで水分をふき取り、完全乾燥
・乾いた後は防錆スプレーを軽く一吹き
特にフック根元に塩が残ると、次回使用時に「折れる・欠ける」などのトラブルを起こします。
☀️乾燥と拭き取りは“必須工程”
「洗ってそのまま放置」では、残った水分がサビを呼びます。
特にリール内部は、見えないところで塩が再結晶化し、ギアを傷める原因になります。
・吸水性の高いマイクロファイバータオルで全体を拭く
・陰干しで2〜3時間乾燥
・内部までしっかり乾かすことで寿命が倍近く延びます
🔧メンテナンス頻度の目安
| 釣行頻度 | 洗浄頻度 | 推奨メンテ内容 |
|---|---|---|
| 毎週釣行 | 毎回 | 水洗い+オイル注入 |
| 月1釣行 | 毎回 | 水洗い+軽い乾燥 |
| 年数回 | 毎回 | 水洗い+オイル+内部清掃 |
海釣りを1回でもしたら、必ず水洗いが必要です。
塩分は1日で金属を腐食させ始めます。
🧪「お湯で洗う」実験結果
実際に釣具メーカーの実験では、50℃程度のお湯に数分浸けただけで、リール内部のグリスが
浮き出し、ハンドルの回転が重くなったという報告があります。
つまり、「お湯洗い=一時的に綺麗に見えるが長期的には故障リスク増」。
真水洗い+陰干しが最も安全で確実です。
🧭まとめ
・釣行後は「真水洗い+拭き取り+陰干し」が基本
・お湯洗いは厳禁。内部オイルが抜けて寿命を縮める
・水洗い後は乾いたタオルでしっかり拭く
・防錆スプレーやオイルを軽く使うとより安心
道具の寿命はアフターケア次第。
1回の丁寧なメンテナンスが、数万円のリールを長持ちさせる最大のコツです。
🧩FAQ
Q1:お湯で洗うと早く塩が落ちるのでは?
A1:確かに塩は溶けやすくなりますが、内部グリスを流すため逆効果です。
Q2:真水で洗った後、自然乾燥でもいい?
A2:できますが、タオルでの拭き取りを挟むことで錆びや水シミを防げます。
Q3:防錆スプレーは毎回必要?
A3:海釣り後は必須。淡水釣りなら2〜3回に1回でOKです。


