エギが「軍艦グリーン」と「ムラムラチェリー」ばかり売れるのは
単なる流行ではなく
・イカの目の特性
・海の中での見え方
・アングラーからの見やすさ
この3つをガッチリ押さえているからです。
順番にかみ砕いて説明します。
まず前提 イカの“色の見え方”
アオリイカの目は
・青〜緑系の光
・明暗やシルエット
に敏感と言われています。
人間みたいにカラフルに色を識別しているというより
「コントラスト」と「動き」で獲物を判断している感じです。
だからエギの色も
・水に溶け込むベース色
・輪郭を出すシルエット色(テープやボディ)
・ケイムラなどの“発光”要素
この組み合わせで考えると分かりやすいです。
軍艦グリーンが選ばれる理由
ヤマシタ公式の説明をざっくりいうと
・緑と赤のコントラストがイカの視覚を刺激
・海中に溶け込むグリーン
・シルエットを出す赤ボディ(赤テープ)
この組み合わせで
今まで抱かせにくかったスレイカにも効くカラー、という位置付けです。yamaria.co.jp+2yamaria.co.jp+2
釣り人的に噛み砕くと
・背中のグリーン
→ 水の色、海藻の色に近くて“ナチュラル”
→ イカから見て「違和感が少ない細身シルエット」になりやすい
・赤ボディ/赤テープ
→ 光が弱いときほど“黒に近いシルエット”として浮き上がる
→ 夜・マズメ・ディープ・濁りで存在感アップ
・緑×赤の組み合わせ
→ ベースはなじむのに輪郭だけハッキリ出る
→ 「隠れてるのに見える」のでスレたイカにも口を使わせやすい
実際、軍艦グリーンは
・夜
・朝マズメ、夕マズメ
・潮が濁り気味
・春のスレイカ
このあたりで強いと言われていて
「夜といえば軍艦グリーン」というくらい定番になっています。瀬戸内海メバル Blog+1
ムラムラチェリーが選ばれる理由
ムラムラチェリーの基本コンセプトは
・ケイムラ(紫外線発光)ボディ
・ピンク系の背色(ラメ布)
この2つの組み合わせです。yamaria.co.jp+1
メーカー説明&各種解説をまとめると
・透け感のあるケイムラボディ
→ 日光やわずかな光を受けて“ふわっと光る”
→ 澄み潮〜笹濁りで、低活性のイカにも効く
・ピンクの背色
→ 水中で目立ちやすい「アピール色」
→ アングラーからも見やすく、ダートの軌道が追いやすい
・「気づかせカラー」として優秀
→ まずイカに「そこに何かいる」と気づかせる役割
→ ケイムラ発光でギラギラしすぎず、自然な明滅になる
というカラーになっています。BLINK | バスフィッシング情報データベース+2エギ王ジャーナル+2
人間目線でいうと
・ピンクで見つけやすい
・フォール中の姿勢やラインを目で追いやすい
ので、初心者でも操作リズムを掴みやすいのも
人気が落ちない理由のひとつです。
なぜ「軍艦グリーン」と「ムラムラ」がセットで語られるのか
この2色は役割がハッキリ分かれていて
セットで持つと“ほぼ全部の状況をカバーできる”からです。
ざっくり役割分担を書くと
・ムラムラチェリー
→ 澄み潮〜笹濁り
→ 日中〜夕マズメ
→ イカに「見つけさせる」「スイッチを入れる」アピール担当
・軍艦グリーン
→ マズメ〜夜
→ 濁り気味・薄暗い・ディープ
→ スレ気味の個体・春イカ
→ 「違和感少なくシルエットで食わせる」担当
つまり
・ムラムラで“寄せてスイッチを入れる”
・それで反応が薄い、スレていると感じたら軍艦で“静かに食わせる”
というローテーションが組みやすい。
さらに
・どちらもアングラーから見やすい
・実績が出過ぎて「信頼カラー」になっている
・店頭でも常に推される
この“実績と安心感”が積み重なって
結果として
「エギといえば軍艦グリーンとムラムラ」
という状態になっている、というわけです。
超ざっくり使い分けの目安
最後に、現場で迷ったときの簡易早見表です。
・水が澄んでいる
・まずは広くイカに気付かせたい
・自分もエギを見失いたくない
→ ムラムラチェリーからスタート
・薄暗い
・濁り気味
・春イカっぽい
・人が多くてスレてそう
→ 軍艦グリーンに替えてみる
こんなイメージで使い分ければ
「なんでみんなこの2色ばっかり買うんだ?」
という疑問はかなりスッキリするはずです。
もしよければ
・春イカ用
・秋の新子用
で、それぞれどうローテ組むかも一緒に組み立てましょう。

