南紀地方ではシマアジの仔魚を「シオ」と呼ぶのは地域特有の慣習で、名前の由来は「潮(しお)」に関連すると考えられています。

シマアジは高級魚として知られますが、15センチ級の若魚は脂が乗らず、

食味が落ちるため「まずい」とされます。

シマアジと「シオ」という呼び名

  • 南紀地方(和歌山県南部)では、シマアジの仔魚を「シオ」と呼ぶ習慣があります。これは全国的な呼称ではなく、地域特有の漁師言葉です。
  • 語源は明確ではありませんが、「潮(しお)」に由来する可能性が高いとされます。潮の流れに乗って群れで現れることから、漁師が「潮魚=シオ」と呼んだと考えられます。
  • 他地域では「コセ」「コセアジ」「ヒラアジ」などの呼び名もあり、地方ごとに独自の呼称が存在します。

シマアジが高級魚とされる理由

  • シマアジはアジ科の中で最も美味とされる魚で、刺身・寿司ネタとして最高級の扱いを受けます。
  • 成魚は脂が豊かで、旨味と甘みが強く、特に夏場は旬として珍重されます。
  • 天然物は漁獲量が少なく、養殖物も高値で取引されるため、市場価値が非常に高いのです。

15センチ級が「まずい」理由

  • 脂が乗っていない:シマアジは成長に伴い脂質が増える魚。15センチ級の若魚は脂がほとんどなく、パサついた食感になります。
  • 身質が未発達:小型個体は筋繊維が細く、水っぽさが強いため旨味が薄い。
  • 成魚との比較効果:成魚の美味しさが突出しているため、若魚を食べると「まずい」と感じやすい。
  • 実際、漁師や市場関係者の間でも「シオは食べても美味しくない」とされ、商品価値は低いのが現実です。

まとめ

南紀地方特有の呼称「シオ」は、潮に由来する漁師言葉で、シマアジ仔魚を指します。

高級魚として名高いシマアジですが、15センチ級の若魚は脂がなく水っぽいため美味しくないのが理由です。

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