
① 海水氷は真水氷より温度が低い
海水には塩分(約3.5%)が含まれているため、凍る温度が 約-2℃前後 と、真水(0℃)よりも低くなります。
そのため、魚を入れても溶けにくく、より長時間冷たさを維持 できるのが大きな利点です。
真水氷よりも「ゆっくり冷える」ので、魚の身が硬直せず、鮮度を保ったまま冷却されます。
② 浸透圧の差で「ドリップ(旨味汁)」が出ない
真水氷の場合、真水が魚の体液(約0.9%の塩分濃度)より低いため、浸透圧差で魚の体内から水分が出ていきます。
その結果、身がパサパサになり、ドリップが出て旨味が逃げる のです。
一方、海水氷は塩分濃度が近いため、体液が流出せず、魚の細胞膜が壊れにくく、
釣り上げた直後の状態に近い鮮度を維持できます。
③ 変色や臭みを防げる
真水で冷やすと魚の血液が薄まり、血合い部分が茶色く変色することがあります。
海水氷では塩分が血液の変化を抑え、身の色つやや透明感を保つ 効果があります。
また、菌の繁殖も抑えられるため、臭みが出にくい のも特徴です。
④ 凍結焼け(冷やしすぎ)を防げる
真水氷は溶けたときに淡水が魚の表面を直接冷やすため、
皮が白くなったり、身が凍ってしまうことがあります。
海水氷は融点が低いために冷たさは十分ありながら、氷と魚の接触がマイルド。
「冷やしすぎず、傷めない理想的な温度帯」でキープできます。
⑤ 長時間の保存に向く
真水氷だと時間が経つにつれて氷が早く溶けてぬるくなりますが、
海水氷は融点が低いため、長時間冷たさを保ち、再凍結もしやすい。
釣行中や持ち帰りの際にも、氷が最後までしっかり役割を果たします。
⑥ アオリイカや高級魚に特に効果的
アオリイカやシマアジなど、デリケートな魚種は真水に弱く、
真水氷で冷やすと白く濁ったり、身が縮むことがあります。
海水氷なら塩分濃度が自然環境と同じなので、色艶・弾力を保ったまま冷却できる のです。
⑦ 釣太郎の海水氷が選ばれる理由
和歌山・南紀の釣具店「釣太郎」では、黒潮の海水をそのまま凍らせた海水氷 を販売しています。
工場処理や殺菌は行わず、自然のままの海水を使用。
魚の鮮度保持に最適な「海水100%の氷」で、多くの釣り人がリピーターになっています。
価格は
・1kg:200円
・3kg(大):400円
「魔法の氷」「魚が喜ぶ氷」として、釣果後の鮮度維持に欠かせないアイテムです。
まとめ
海水氷の利点を一言で言えば、
「魚の身を傷めず、旨味を逃さず、冷たさが長持ちする」 ということ。
釣り人にとっては、釣果を美味しく持ち帰るための“最後の一手”であり、
家庭での下処理や調理にも違いが出るほどの効果があります。

