アオリイカの体の後ろ(お尻)が赤く見えることがあります。
実はそれ、血ではなく内臓や色素細胞が透けて見えている現象。
新子や透明な個体ほど赤く見える理由を、写真つきで分かりやすく解説します。
最初に
アオリイカを観察していると、体の後ろ側(お尻部分)が赤く見えることがあります。
一見「血がにじんでいる?」と思うかもしれませんが、実は違います。
この赤い部分の正体は、アオリイカの「内臓」や「色素細胞」が透けて見えているだけなのです。
アオリイカのお尻が赤く見える理由
アオリイカは体が非常に透明なイカで、光の加減や角度によって体内が見えることがあります。
特に小型の新子(生後1〜2か月)は透けやすく、内臓や血液のように見える部分が浮かび上がります。
赤く見える部分は主に以下の器官です。
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肝臓(肝膵臓)
→ 脂肪や栄養を蓄える器官で赤褐色を帯びる。 -
消化腺・消化管
→ エサを食べた直後は赤や茶色に変化。 -
色素細胞(クロマトフォア)
→ 外皮の下層にあり、光を反射して赤や茶色に見えることがある。
血ではなく「透けて見えているだけ」
アオリイカには魚のような赤い血液はありません。
イカの血液はヘモシアニンという物質を含んでおり、銅が主成分のため青白い色をしています。
したがって、お尻が赤く見えても「血が出ている」「傷ついている」というわけではありません。
それはあくまで、体内の臓器や色素が透けて見えるだけの自然な現象です。
生きている時ほど赤く見える理由
元気なアオリイカほど、体表の色素細胞(クロマトフォア)が活発に動いています。
この細胞は外敵や環境に応じて開閉し、体色を瞬時に変化させます。
そのため、水中で活発に泳いでいる時や興奮状態のときに、赤みが強く見えることがあります。
逆に、弱ったり死後時間が経つと色素が収縮し、赤みが薄れていきます。
観察ポイント
・捕獲直後ほど透けて見える
・新子サイズは特に透明で体内がくっきり
・死後や時間が経つと色が消える
・明るい場所では光の反射でより赤く見える
まとめ
アオリイカのお尻が赤く見えるのは、血ではなく「肝臓・消化器官・色素細胞」が透けて見えているため。
特に小さな新子や透明な個体は、体の構造がよく見えるので赤く感じやすいのです。
生きている証拠でもあり、健康なアオリイカほど体色変化が豊かです。
要約
アオリイカのお尻が赤いのは、内臓や色素細胞が透けて見えている現象。
血ではなく、生きている証のようなものです。
透明度の高いアオリイカならではの特徴といえるでしょう。
FAQ(構造化データ付き)
Q1. アオリイカの体が赤く見えるのは病気ですか?
A1. いいえ。病気ではありません。色素細胞や内臓が透けて見えているだけです。
Q2. 死んだ後に赤みが消えるのはなぜ?
A2. 色素細胞(クロマトフォア)が動かなくなるため、体色が薄くなります。
Q3. 新子ほど体が透明なのはなぜ?
A3. 成長するにつれて筋肉や色素が増えるため、若い個体ほど透けやすくなります。
現在みなべ店で展示飼育中ですが大ブレイクしています。

