釣った魚を持ち帰ったとき、クーラーボックスを開けると「生臭い…」と感じた経験はありませんか。
実は、その原因の多くは「冷やし方」にあります。
同じ氷でも、「真水氷」と「海水氷」では鮮度と匂いの差が歴然。
今回は、海水氷を使うと魚の生臭さを約60〜70%も軽減できる理由を、科学的に解説します。
目次
-
魚の生臭さの正体とは?
-
真水氷で臭いが強くなる理由
-
海水氷で臭いを60〜70%カットできる科学的根拠
-
実際の釣り場での活用法
-
魚を美味しく保つための冷却テクニック
-
まとめ:海水氷は「匂い対策+鮮度維持」の最強手段
魚の生臭さの正体とは?
魚の匂いの原因は、主に「トリメチルアミン(TMA)」という揮発性物質です。
これは魚が死んだ後、体内の酵素や細菌によって生成されるもので、特有の“魚臭さ”を放ちます。
つまり、「死後にどれだけ早く分解を止められるか」が、臭い軽減のカギになります。
真水氷で臭いが強くなる理由
一般的な真水氷は、淡水で作られています。
この氷で魚を冷やすと、表面の塩分濃度が急激に下がり、「浸透圧差」で細胞が破壊されます。
細胞が壊れると、うま味成分(アミノ酸やイノシン酸)が流れ出し、
そこに雑菌が繁殖しやすくなることで、臭いが加速します。
つまり、真水氷で冷やすと「旨味流出+臭い増加」という二重ダメージが発生するのです。
海水氷で臭いを60〜70%カットできる科学的根拠
海水氷は、海水そのものを凍らせた氷です。
海水には約3.5%の塩分が含まれており、この塩分が魚の体液とほぼ同じ浸透圧を保ちます。
そのため、細胞が壊れにくく、
・雑菌の繁殖が抑えられる
・血液やタンパク質が酸化しにくい
・トリメチルアミンの生成速度が遅くなる
という相乗効果が働き、結果として臭いの発生を約60〜70%軽減できます。
釣太郎が独自に行った比較でも、
真水氷で冷却した魚は3時間後に明確な生臭さを感じたのに対し、
海水氷では同時間でも「ほぼ無臭」。
見た目も鮮やかで、目の透明度も長く維持されました。
実際の釣り場での活用法
海水氷は、釣り場での使い方も簡単です。
海水をペットボトルなどにくみ取り、クーラーボックスの氷と混ぜるだけでOK。
釣太郎では、黒潮の天然海水をそのまま凍らせた「海水氷」を販売しています。
1kg200円、3kg400円と手頃で、現地で購入してすぐ使えるのが特徴です。
特にアオリイカやマダイなど、繊細な魚には効果絶大。
釣行後の刺し身の味がまるで違います。
魚を美味しく保つための冷却テクニック
・釣れた直後に血抜きをしてすぐ海水氷へ
・魚が完全に浸かるように氷を多めに
・直射日光を避け、クーラーの蓋をこまめに閉める
・帰宅後は氷ごと冷蔵庫で保存するとさらに鮮度維持
このひと手間で、匂いの発生が劇的に減り、刺し身の甘みが増します。
まとめ:海水氷は「匂い対策+鮮度維持」の最強手段
魚の生臭さを防ぐ最大のコツは、「浸透圧を守ること」。
海水氷は自然のバランスを保ちながら、臭いの原因を60〜70%も抑えられる理想的な冷却方法です。
真水氷では味も見た目も劣化しやすいため、
これからの釣りや魚の持ち帰りには、海水氷を使うのが賢明です。
要約
海水氷は、魚の細胞を壊さずに冷やせるため、
通常の真水氷に比べて「臭いを60〜70%軽減」できる。
鮮度・見た目・味の三拍子が揃う、釣り人必須の冷却法です。


