殺虫剤の中身とは?

🧪【1】有効成分(殺虫成分)

殺虫剤の中心となる成分で、虫の神経や代謝を麻痺させて駆除します。

■ ピレスロイド系

・最も一般的で、家庭用殺虫剤の約9割を占める。
・蚊、ハエ、ゴキブリなどに効く。
・人やペットには比較的安全(哺乳類の体ではすぐに分解される)。

代表例

  • アレスリン(Allethrin)

  • フェノトリン(Phenothrin)

  • ペルメトリン(Permethrin)

  • メトフルトリン(Metofluthrin)…蚊取り線香やベープに多い。

■ 有機リン系

・農薬としても使われる強力な神経毒。
・即効性が高いが、人体への毒性も強め。

代表例

  • ジクロルボス(DDVP)

  • クロルピリホス(Chlorpyrifos)

■ カーバメート系

・神経伝達を阻害するタイプ。
・人への毒性は有機リン系より低いが、慎重な取り扱いが必要。

代表例

  • プロポクスル(Propoxur)

  • ベンダカルブ(Bendiocarb)

■ ネオニコチノイド系

・農業用殺虫剤に多く、神経伝達を狂わせる。
・ミツバチへの影響が問題視されている。

代表例

  • イミダクロプリド(Imidacloprid)

  • アセタミプリド(Acetamiprid)


🌿【2】補助成分(溶剤・安定剤・香料など)

殺虫成分をスプレーや煙として使いやすくするための添加物です。

成分 役割
灯油・アルコール類 溶剤(殺虫成分を溶かす)
LPG・DME 噴射剤(スプレータイプ用)
香料 ニオイを調整
安定剤 成分の劣化防止
界面活性剤 水や油とのなじみを良くする

⚠️【3】注意点

・換気が悪い場所で大量使用すると、人にも影響が出る可能性があります。
・ペット、特に猫はピレスロイド系に弱い種類があるため注意。
・子どもや食品の近くでは使用を控えるのが安全です。


🧭【4】まとめ

分類 主な用途 特徴
ピレスロイド系 家庭用(蚊取り・スプレー) 安全性が高く即効性あり
有機リン系 農業・業務用 効果強力・毒性高い
カーバメート系 業務・衛生用 持続性あり
ネオニコチノイド系 農薬 神経系に作用・環境影響あり
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