海水氷と真水氷の違いを釣り人向けに図解で徹底解説。氷の温度差・浸透圧・
魚体への影響・鮮度保持率の科学を紹介。
アオリイカや青物を最高の状態で持ち帰るための必読ガイド。
最初に
釣りの後に魚を冷やすとき、「真水氷」より「海水氷」がおすすめという話を聞いたことがある人は多いでしょう。
しかし、実際にその違いを「科学的に」理解している人は少ないかもしれません。
この記事では、海水氷と真水氷の構造的・化学的な違いを、釣り人向けに図解でわかりやすく解説します。
冷却速度・身質への影響・うま味成分の保持など、現場で使える知識を徹底的に整理しました。
目次プレースホルダ
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海水氷と真水氷の基本構造
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氷の温度と浸透圧の違い
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魚への影響を図解で比較
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鮮度保持率とうま味の科学
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アオリイカ・青物・根魚での実例
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海水氷が選ばれる理由まとめ
海水氷と真水氷の基本構造
海水氷とは、海水をそのまま凍らせた氷のことです。
塩分を含むため、融点(氷が溶ける温度)が低く、約−2℃前後になります。
一方、真水氷は塩分を含まないため、融点は0℃。
つまり、海水氷の方が低い温度で魚を冷やせるのです。
氷の温度と浸透圧の違い
真水氷の問題点
真水氷は0℃で溶けるため、魚体に触れると「浸透圧差」が生じます。
魚の体液は海水に近いため、真水に触れると細胞が水分を吸収し、身が白濁して緩む現象が起こります。
海水氷の利点
海水氷は塩分濃度が魚体とほぼ同じなので、細胞内のバランスを崩さずに冷却可能。
また−2℃でも液状を保てるため、氷と水が混ざりあって魚全体をムラなく包み込みます。
鮮度保持率とうま味の科学
複数の実験によると、海水氷で保存した魚は真水氷よりも鮮度保持率が約30%高いという結果が出ています。
また、ATP(うま味成分のもととなる物質)の残存率も約25%高く、刺身や煮付けにした際の味わいが明確に違います。
さらに、ドリップ(血や水分の流出)量が少ないため、魚体の見た目も長時間美しく保てるのが特徴です。
アオリイカ・青物・根魚での実例
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アオリイカ: 真水氷では一瞬で白く変色し、透明感が失われる。海水氷なら透明のまま数時間維持可能。
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ブリ・カンパチなどの青物: 真水氷だと皮下に水が入りドリップが多くなる。海水氷なら身が引き締まり、臭みも軽減。
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カサゴ・チヌなど根魚: 海水氷でゆっくり冷えることで、皮の張りと弾力を保ったまま熟成できる。
海水氷が選ばれる理由まとめ
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冷却温度が低く、早く冷える(−2℃)
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浸透圧差が少なく、身質を壊さない
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ドリップが少なく、うま味成分を保持
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魚体が白濁せず、見た目が美しい
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食中毒防止・鮮度保持にも有利
これらの理由から、釣太郎では海水氷の使用を強く推奨しています。
特にアオリイカや青物を狙う釣行では、海水氷を使うかどうかで味が2割変わるといっても過言ではありません。
要約
海水氷は、ただの氷ではなく「冷却調味料」とも言える存在です。
真水氷に比べて冷却効率・身質保持・美味しさの全てで優れており、釣り上げた魚を最高の状態で持ち帰ることができます。
釣太郎では、**海水氷(1kg 200円・3kg 400円)**を全店舗で販売中。
黒潮の天然海水をそのまま凍らせた純度の高い海水氷で、釣り人からも大好評です。
FAQ
Q1. 海水氷は溶けても使える?
A. はい。海水氷は溶けても−2℃前後を保ち、真水氷より冷却力が高いまま維持されます。
Q2. 真水氷に塩を入れたら代用できる?
A. 近い効果はありますが、海水のバランスには及びません。自然の海水氷は塩分とミネラルの比率が理想的です。
Q3. クーラーにはどれくらいの量を入れればいい?
A. 釣行時間4〜6時間なら、魚2〜3kgに対して海水氷3kgが目安です。


