ヤエン釣りで最も重要なパートナーである「活きアジ」。
しかし、アオリイカが広大な海の中で、どうやってその一匹のアジを見つけ出しているのか、
深く考えたことはありますか?
実は、アオリイカがアジを発見するメカニズムの大部分は、2つの重要な感覚に集約されます。
それが**「視覚」と「波動」であり、この2つで実に85%**を占めると言われています。
この「85%の法則」を理解することは、アジの選び方からアプローチ方法まで、
あなたのヤエン釣りを一段階レベルアップさせるための重要な鍵となるでしょう。
アオリイカの索敵能力、その内訳はこれだ!
アオリイカが泳ぐアジを察知する感覚の割合を、分かりやすくパーセンテージで見てみましょう。
つまり、アオリイカを攻略するには、この視覚と波動にいかに強くアピールできるかが勝負の分かれ目となるのです。
なぜ「視覚」が55%も占めるのか? – 高性能な眼の威力
アオリイカが最も頼りにしている感覚、それが「視覚」です。
- 驚異的な視力:人間の視力に換算して0.6以上とも言われ、一般的な魚の視力を遥かに凌駕します。これにより、30m以上先のアジのシルエットや動きをハッキリと認識できます。
- 動きとコントラストへの反応:アオリイカの目は色の識別が苦手な代わりに、物体の動きや**背景との明暗差(コントラスト)**に非常に敏感です。元気に泳ぐアジの動きや、太陽光を反射してキラリと光る様子は、アオリイカにとって最高のターゲットシグナルとなります。
ヤエン釣りにおいて、「見られている」ことを常に意識する必要があるのは、このためです。
釣り人の影や不自然な動きも、この高性能な眼でしっかりと捉えられています。
夜間や濁り潮の主役!「波動」の重要性 – 30%の役割
視覚が効きにくい夜間や濁り潮の状況で、主役となるのが「波動」です。
- 生命感の伝達:アジがヒレを動かし、懸命に泳ぐことで生じる水の振動。アオリイカは、この**「生命感」**ともいえる波動を、腕にある側線のような器官で敏感に感じ取ります。
- 視覚の補助:たとえアジの姿がハッキリと見えなくても、波動によっておおよその位置や距離を把握し、ゆっくりと間合いを詰めてきます。弱って動きが鈍くなったアジよりも、元気に泳ぎ続けるアジの方が、より強い波動を発し、遠くのイカにも存在を知らせることができるのです。
「アジは元気な方が良い」と言われる最大の理由は、この視覚と波動の両方に、最も効果的にアピールできるからです。
この「85%の法則」をヤエン釣りに活かす実践術
- 最も元気で力強いアジを選ぶべし 当たり前のようですが、これが最も重要です。元気に泳ぐアジは、最高の視覚的アピール(動き)と、最も強い波動(生命感)を発します。アジを選ぶ際は、ただ生きているだけでなく、底へ向かって力強く泳ごうとする個体を選びましょう。
- プレッシャーを与えない静かなアプローチ アオリイカの視覚は、アジだけでなく釣り人の動きも捉えています。特に日中のサイトフィッシングでは、水面に影を落とさない、急な動きをしないなど、気配を消すことが大型イカを抱かせる秘訣です。
- 状況に応じて「見せる」か「感じさせる」かを意識する
- 日中・澄み潮:視覚がメインになります。アジを広範囲に泳がせ、その動きとシルエットでアピールしましょう。
- 夜間・濁り潮:波動が重要になります。同じポイントを丁寧に泳がせ、アジが発する振動でイカを寄せるイメージを持つと効果的です。
まとめ:視覚と波動を制する者がヤエンを制す
アオリイカがアジを見つけるメカニズムは、**視覚(55%)と波動(30%)で大部分(85%)を占めています。
この2つの要素をいかに最大限に引き出すかが、ヤエン釣りの釣果を大きく左右します。
あなたのアジが、アオリイカの視覚と波動のセンサーに最強のシグナルを送れるよう、
アジ選びから投入、そしてアプローチまで、この「85%の法則」をぜひ意識してみてください。
きっと、これまで以上の釣果があなたを待っているはずです。


