山歩き中にツキノワグマと遭遇して襲われそうになった場合、100%安全とは言えませんが、被害を最小限に抑える可能性を高める方法があります。以下は、環境省や各自治体のマニュアル・防災情報を基に整理した行動ガイドです。
これからの季節、山に入る機会も増えていくと思いますが
各地でクマの被害が報告されていますよね
事前の備え(遭遇を避けるために)
まずは“遭わないようにする”ことが最善策です。準備段階でできることをいくつか挙げておきます。
| 対策 | 理由・補足 |
|---|---|
| 複数人で歩く | クマは単独の人を狙いやすいため。 つり人+1 |
| 音を出して歩く(鈴、笛、ラジオ等) | クマに人の存在を知らせ、驚かせず近づかれるのを減らすため。 つり人+3滋賀県公式サイト+3環境省+3 |
| 出没情報を確認する | その地域で最近目撃が多いなら注意を強めるか、他ルートを検討。 つり人+3福井県庁+3環境省+3 |
| 早朝・夕方・夜間の行動を控える | ツキノワグマはその時間帯に動く可能性が高い。 長野県公式サイト+3福井県庁+3つり人+3 |
| 食物の管理を徹底する | 匂いで誘われないよう、生ゴミや食べ残しを出さない、携行時も密閉容器を使うなど。 つり人+2宮城県公式ウェブサイト+2 |
| クマ撃退スプレー(ベアスプレー)を携帯 | 緊急時に使える対抗手段。ただし使い方を事前に練習しておくこと。 青森県公式サイト+3環境省+3モンベル+3 |
遭遇してしまったときの対応(距離別)
状況によって対応を変える必要があります。落ち着いて行動することが最も重要。
クマが遠くにいる場合
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驚かせないように静かにその場を離れる。急な動作や大声は避ける。 知床財団+3環境省+3環境省+3
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クマの気づいていない場合は、低い声で話したり手を振ったりして存在を知らせてもよい。 長野県公式サイト+2環境省+2
近距離でクマと向き合った場合
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背中を見せて走って逃げるのは危険(追跡される可能性)。 知床財団+3環境省+3モンベル+3
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クマを見ながら、ゆっくり後ずさって距離をとる。静かに話しかけながら後退するのがよい。 環境省+3環境省+3モンベル+3
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突進してきたように見えても、威嚇(ブラフ突進)であることが多い。慌てずに距離をとる。 モンベル+3環境省+3知床財団+3
襲われそう・実際に攻撃を受けた場合
この段階では選択肢が非常に限られます。以下は被害を最小限にするために推奨されている方法です。
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うつ伏せになる(腹這いになる)
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両手で首や後頭部を覆い、頭部・首を守る
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ザックを背負っていれば背中側を守る盾として利用
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クマ撃退スプレーがあるなら、クマの目・鼻・顔面に向かって躊躇せず噴射(有効射程はおおよそ 4〜5 m 程度) 宮城県公式ウェブサイト+3環境省+3モンベル+3
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ただし、スプレーは風向きによって自分にも影響が出る場合があるので注意する必要あり 環境省+1
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死んだふり(静止して気配を消す)は、クマの場合はあまり有効ではないとされている(クマは死肉も摂取できるため) モンベル+3宮城県公式ウェブサイト+3環境省+3
注意点・限界
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どの方法も「必ず安全を保障する」ものではありません。危険な状況では選択肢が非常に限定されます。環境省のマニュアルにも「攻撃を回避できる可能性を高める」ことを目指した手段であると記されています。 環境省+1
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母グマと子グマを見たら特に注意が必要。母グマは子を守ろうと攻撃的になることがあるため、近づかないこと。 環境省+2モンベル+2
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草むら・視界の悪い場所では対応が難しくなる。特にクマ撃退スプレーの噴射が十分に効かないケースがある。 環境省+1
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スプレーを持っていても、適切な使い方をしていなければ意味が薄くなるので、使用方法を事前に練習しておくことが重要。 環境省+1


