一昔前、釣った魚をクーラーに入れるとき、
水道水を凍らせた「真水氷」で冷やすのが当たり前でした。
しかし現在、釣り人の間では**海水を凍らせた「海水氷」**が常識です。
見た目は同じ氷でも、魚の味と鮮度の持ち方はまったく別物。
この記事では、「真水氷」と「海水氷」の違いを、科学的な視点と実釣経験の両方から解説します。
🗂️目次
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昔は真水氷が当たり前だった
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海水氷が主流になった理由
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真水氷と海水氷の決定的な違い
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魚の味と鮮度に与える影響
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海水氷の正しい使い方
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釣太郎の海水氷(黒潮の海水100%)
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まとめ:海水氷は“美味しさを閉じ込める氷”
🧊昔は真水氷が当たり前だった
昭和~平成初期の釣りでは、家庭の冷凍庫で作った「真水氷」が主流でした。
ペットボトルに水を入れて凍らせたり、コンビニで買った板氷を使ったりと、冷やす目的だけを考えていた時代です。
当時は「冷やせばいい」という考え方が一般的で、
魚の身質や味への影響まで意識していた釣り人はほとんどいませんでした。
しかし、真水氷には大きな問題があったのです。
🌊海水氷が主流になった理由
近年、釣り人や魚市場で海水氷が広く使われるようになりました。
理由はシンプルで、魚の鮮度と味を圧倒的に保てるからです。
海水を凍らせた氷は、真水氷と比べて以下の点で優れています:
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溶けても塩分濃度が魚の体液と近く、身が締まりすぎない
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氷の粒が柔らかく、魚の表面を傷つけにくい
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温度が0℃付近を安定的に保てる
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真水のように浸透圧で「ドリップ(旨味汁)」が出ない
つまり、冷やしながら魚の旨味を逃がさないのが海水氷の最大の利点です。
⚖真水氷と海水氷の決定的な違い
| 比較項目 | 真水氷 | 海水氷 |
|---|---|---|
| 成分 | 塩分なし(水道水) | 海の塩分を含む |
| 温度 | 約0℃以下で凍結しやすい | 約−2℃でゆっくり溶ける |
| 魚への影響 | 浸透圧で身から水分が出る | 浸透圧が等しいためドリップが出にくい |
| 表面の傷 | 固く角張った氷で擦れやすい | 柔らかく包み込むように冷やす |
| 味の変化 | 身が水っぽくなる傾向 | 弾力と旨味が維持される |
🧬魚の味と鮮度に与える影響
魚の身には約0.9%の塩分が含まれています。
真水に触れると、浸透圧の差で細胞内の水分が外へ流出し、ドリップ(旨味成分)も一緒に抜けてしまいます。
その結果、身がパサつき・水っぽく・味が薄くなる。
これが「真水氷で冷やすとまずくなる」と言われる理由です。
一方、海水氷は塩分濃度が魚の体液とほぼ同じため、細胞が壊れず、旨味が閉じ込められたまま冷却できます。
実際、釣太郎の比較実験では海水氷を使うと鮮度保持率が約30%アップし、
翌日でも臭みが少ないという結果が出ています。
🧯海水氷の正しい使い方
海水氷は使い方を間違えると、せっかくの効果が半減します。
ポイントは「魚を沈めすぎない」「氷と海水の比率を保つ」ことです。
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クーラーの底に海水氷を入れる
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魚が浮くくらいの量に調整(氷7:海水3)
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魚を袋に入れず、直接触れさせて急冷
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氷が減ってきたら追い氷(または釣太郎の海水氷を補充)
釣り場で長時間保存する場合は、直射日光を避け、フタを開け閉めしないよう注意しましょう。
🧊釣太郎の海水氷(黒潮の海水100%使用)
釣太郎では、黒潮の海水をそのまま凍らせた天然海水氷を販売しています。
殺菌・不純物除去をしていない“生の海水”を使用しており、自然の塩分とミネラルをそのまま保持しています。
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1kg:200円
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3kg(大):400円
釣った魚を即座に冷やすなら、これ以上の選択肢はありません。
特にアオリイカ・カマス・ブリなど脂の多い魚には抜群の効果を発揮します。
🪸まとめ:海水氷は“美味しさを閉じ込める氷”
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昔は水道水を凍らせた「真水氷」で冷やすのが当たり前だった
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現在は「海水氷」が釣り業界のスタンダード
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理由は、浸透圧の差によるドリップ防止と温度安定性
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魚の旨味・弾力・色ツヤを守るなら海水氷一択
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釣り人の常識は、「冷やす」から「鮮度を保つ」時代へ
💬FAQ(構造化データ対応)
Q1. 真水氷でも冷えれば問題ないのでは?
A1. 温度は下がりますが、真水が魚の体液を吸い出すため味が落ちます。海水氷なら冷えながら旨味を守れます。
Q2. 海水氷はどうやって作るの?
A2. 釣り場の海水をクーラーに汲み、氷と混ぜるだけでOKです。理想比は氷7:海水3です。
Q3. 冷やしすぎると魚が固くなる?
A3. 真水氷では固くなりますが、海水氷は塩分があるため凍結温度が低く、身が自然に締まるだけで固くなりません。


