石鯛釣りでは「朝一番のピトン打ち」が嫌われる行為のひとつです。
理由は単純で、音や振動が海中の魚に大きなストレスを与えるからです。
この記事では、水中での音の伝わり方や岩盤を通じた振動の危険性を解説し、
なぜピトン打ちがNGなのかを釣り人目線で詳しく紹介します。
水中では音が約4.5倍の速さで伝わる
・空気中の音速は約340m/s。
・一方で水中では約1500m/sと、実に4.5倍近いスピードで伝わります。
つまり、ハンマーでピトンを打ち込む「カンッ」という音は、一瞬で広範囲の海に響き渡ります。
石鯛だけでなく、グレやアオリイカといった他の魚種までも警戒して散ってしまう可能性が高いのです。
さらに怖いのは「岩盤を通じた振動」
釣り人が見落としがちなのが、磯の岩盤を通じて広がる振動です。
岩は水中以上に効率よく衝撃を伝えるため、ピトン打ちの一撃はまるで地震のように海底へ響きます。
魚は音だけでなく「振動」に非常に敏感で、これが釣果を大きく左右します。
特に警戒心の強い石鯛は、この振動を感じると長時間エサを口にしなくなることも珍しくありません。
朝一番は特に注意が必要
・魚は夜明け直後、活性が上がりやすい時間帯です。
・そのタイミングで大きな音や振動を与えると、一気にチャンスを潰してしまいます。
「せっかく朝マヅメを狙ったのに、ピトン打ちで台無し」
これは磯釣りの世界ではよくある失敗談です。
釣り場でのマナーと工夫
石鯛釣りでピトンを使う場合は、次の点に注意しましょう。
・ピトンは前日に打ち込んでおく
・どうしても朝に設置するなら、静かに打ち込み最小限に抑える
・可能なら専用スタンドや三脚を活用する
これらの工夫で、余計な音や振動を抑えることができます。
まとめ
石鯛釣りにおいて「朝一のピトン打ち」は釣果を遠ざける大きな要因です。
水中では音が空気の約4.5倍の速さで伝わり、さらに岩盤を通じた振動が魚に大きな警戒心を与えます。
せっかくの朝マヅメを無駄にしないためにも、釣り場でのマナーを守り、静かな環境を意識しましょう。


