1. 釣った直後の注意
・背ビレ・腹ビレ・尻ビレに毒棘があるため、まず厚手の手袋を着用。
・ハサミやニッパーでヒレを切り落としてから処理を始めると安全です。
・血抜きをして海水氷でしっかり冷やすと臭みを抑えられます。
2. 臭み取りの下処理
アイゴは腸や体表の藻臭さが特徴。
臭みを減らすために以下を実践すると仕上がりが格段に良くなります。
・腸を傷つけないように背開きまたは腹開きでワタを抜き、すぐに海水で洗う。
・皮の表面にあるヌメリを包丁やたわしで丁寧にこすり落とす。
・血合いや腹膜もできるだけ取り除く。
・三枚おろし後、塩を振って10分置き、氷水で洗うとさらに生臭さが和らぎます。
3. 美味しい食べ方
刺身
・小型(20~25cm)で鮮度の良い個体なら、皮を引いた刺身が絶品。
・透明感のある白身で、ヒラメやメジナに似た上品な甘みがあります。
・昆布締めにすると磯の香りがまろやかになり、旨味が増します。
塩焼き
・一夜干しやシンプルな塩焼きは、アイゴの旨味を引き出す王道。
・下処理後、皮付きのまま強火で香ばしく焼き上げ、レモンやスダチを絞ると爽やか。
煮付け
・醤油・酒・みりん・砂糖の定番ダレでコトコト煮ると、淡泊な身に甘辛ダレが染み込みます。
・磯臭さが気になる場合は生姜を多めに。
味噌汁(潮汁)
・アラを湯通しして味噌仕立てに。
・上品な白身から出る出汁が濃厚で、寒い季節におすすめ。
唐揚げ・南蛮漬け
・小型は丸ごと唐揚げにすると骨まで食べられます。
・南蛮漬けにすると酸味が加わり、クセが気になりません。
4. 釣り人向けワンポイント
・現場でヒレを切り落とし、海水氷で冷やして持ち帰るのがベスト。
・真水氷は浸透圧で身が緩むため、海水氷が鮮度保持に最適です。
・釣果が多い場合は「一夜干し」や「昆布締め」で保存性と旨味をアップ。
まとめ
・アイゴは下処理が命。ヒレ毒と腸の処理を徹底すれば高級魚並みの美味しさ。
・刺身・塩焼き・煮付け・唐揚げなど幅広い調理法で楽しめる。
・海藻を食べて育つため、身には独特の旨味があり、鮮度が良いほど甘みが際立つ。
釣り上げた際は怖がらず、正しい処理と海水氷での冷却を行えば、
磯魚ならではの“隠れた高級白身”を堪能できます。

