磯釣りでよく釣れるイズスミ(地方名ババタレ)。
釣り人の間では「釣った瞬間に大量のフンをする魚」として有名です。
しかし、実際にあれは本当にフンなのか。
ただの水分か。
それともストレスによる特殊な分泌物なのか。
この記事では、釣り人が気になる“ババタレ現象”を科学的に解説します。
イズスミ(ババタレ)の基本情報
・スズキ目イスズミ科の魚で、南紀や伊豆諸島など温暖な海域に多く生息。
・体長40〜50cmに成長し、エサ取りとして磯釣りの外道として知られます。
・胃や腸が長く、海藻や海草を主食にしているのが特徴です。
釣り上げ時に出る“ババ”の正体
ほとんどが消化中の内容物
・釣り上げ時に出る液体や固形物はほぼ消化中の海藻と腸内水分。
・食物繊維が多いため腸内発酵が進み、特有の臭いを放ちます。
ストレスによる排泄反射
・急激に水面まで引き上げられることで体内圧が変化。
・恐怖や捕食回避本能が刺激され、腸の蠕動運動が活発化。
・これにより、未消化物を一気に排泄する「防衛反応」が起こります。
いわゆる「うんち」ではある
・内容物は腸にあった消化物であり、れっきとしたフン。
・ただしストレスで強制的に押し出されるため、 通常の排泄よりも水分量が多くドロッとした状態です。
なぜ大量に出るのか
・イズスミは海藻中心の食性で腸が長く、常に腸内が満たされている。
・釣り上げ時のストレスにより腸が一気に収縮し、 腸内の内容物がまとめて排出されます。
・釣り人が「ババタレ」と呼ぶゆえんは、 この一気排泄の量と臭いの強烈さにあります。
食味への影響
・磯臭さが強く、一般的には食用として敬遠されがち。
・ただし活け締め後にしっかり血抜き・内臓処理をすれば
刺身や煮付けで食べられる地域もあります。
・排泄物自体が身の味に直接影響することはありませんが、
処理の遅れは臭みにつながります。
釣り人への対策
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取り込み時にクーラーやタモを汚さないよう事前にビニールを敷く。
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釣れた直後は海水で素早く洗い流す。
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食用にする場合は即内臓を取り除く。
まとめ
・イズスミが釣り上げ時に出す“ババ”は、恐怖と水圧変化で排出される本物のフン。
・海藻中心の食性が原因で量が多く、臭いも強烈。
・外道扱いされがちだが、鮮度管理次第では食べることも可能。
釣り人は“ババタレ現象”を知っておくことで、
釣行時のクーラー汚れや処理方法に役立てることができます。
磯釣りでイズスミが釣れたら、クーラーを守るためにビニールシートや海水氷を準備しておくと安心です。
釣太郎では釣行後の鮮度保持に役立つ黒潮の海水氷(1kg 200円・3kg 400円)を販売しています。
FAQ
Q1.釣り上げ時に出る液体は本当にフン?
A1.はい。腸内の未消化物と水分で、れっきとしたフンです。
Q2.なぜ釣った時だけ大量に出る?
A2.恐怖や水圧変化による生理反応で腸が収縮し、一気に排泄するためです。
Q3.食べても大丈夫?
A3.フンが身に影響を与えることはありません。
ただし内臓処理を早めに行い、磯臭さを抑える必要があります。


