磯や波止で人が落水した場面に遭遇した場合、
一瞬の判断が命を左右します。
自分の安全を最優先にしながら、以下の手順を意識してください。
1. まず「自分が落ちない」ことを最優先
・驚いて駆け寄ると、自分も滑って落水する危険があります。
・足元を確認し、波をかぶらない位置から対応してください。
・夜釣りや荒天時は特に注意が必要です。
2. 大声で周囲に知らせ、119番通報
・「人が落ちた!」と大声で叫び、近くの釣り人や通行人に助けを求めます。
・可能であれば誰かに通報を依頼し、自分は現場から目を離さないようにします。
・通報時は「場所」「状況(意識・呼吸の有無)」「目印」を簡潔に伝えます。
3. 直接入水しない
・泳ぎに自信があっても海は想像以上に危険です。
・磯や波止は波の反射で足を取られやすく、二次被害が多発しています。
・ライフジャケットを着ていない場合は特に入水禁止です。
4. 浮力のある物を投げる
・ライフリング、救命浮環、クーラーボックス、発泡スチロール、ペットボトルなど
浮くものをロープ付きで投げます。
・落水者に届かなくても、近くに投げて流れてくるものを掴ませるイメージです。
・ロープがあれば一端を確実に持って投げると引き寄せられます。
5. 落水者への声かけ
・「そのまま浮いて!」「掴める物を探して!」など
落ち着かせる言葉をかけ、パニックを防ぎます。
・具体的に「右に浮きがある」など指示すると効果的です。
6. 救助隊到着まで目を離さない
・位置が分からなくなると救助が難しくなります。
・特に夜間や波が高い場合はライトで照らし続けることも有効です。
釣り人が備えておきたい事前対策
・磯や波止ではライフジャケットを必ず着用。
・夜釣り時はヘッドライトや強力ライトを携帯。
・救命浮環やロープを車や道具箱に常備しておく。
・滑りにくいシューズ(スパイク底)を使用する。
まとめ
落水を発見したときは
「自分が落ちない」「通報」「浮くものを投げる」
この3つが基本です。
勇気ある行動よりも、冷静で安全な行動が命を守ります。


