猛暑後の海に起こる変化とは?気温が下がり始めた海中環境と魚の動きを徹底解説

猛暑が続いた夏が終わり、朝晩の気温が下がり始めると、海の中では目に見えない変化が一斉に進みます。

水温・酸素・プランクトンの量が変化し、魚の行動パターンや釣果にも直結するため、釣り人にとっても重要な季節の節目です。

この記事では、気温が下がることで海中環境がどのように変わるのかを詳しく解説します。

水温が徐々に下がり、表層から秋モードへ

・猛暑期は表層水温が30℃近くまで上昇します。

・気温が下がり始めると夜間の放射冷却で表面が冷え、表層水温が急激に低下します。

・表層と深層の温度差(サーモクライン)が弱まり、**水の上下混合(ターンオーバー)**が起こりやすくなります。

・この混合により深場の栄養塩が表層に押し上げられ、プランクトン増加のきっかけになります。


溶存酸素が増え、魚が動きやすくなる

・夏の高水温期は酸素が溶け込みにくく、魚が浅場を避けることもあります。

・気温低下で水温が下がると酸素が溶けやすくなり、浅場でも魚が回遊しやすくなるのが特徴です。

・酸素濃度が上がることで、青物(ブリ・カンパチ・サバ)やアオリイカが活発に捕食を始めます。


プランクトンの増加とベイトフィッシュの集結

・ターンオーバーで栄養塩が供給されると、植物プランクトンが増加。

・プランクトンを餌にする小魚(イワシ・キビナゴ・アジの稚魚など)が沿岸に集まり、

・それを狙う大型魚(ブリ・カツオ・タチウオなど)が接岸します。

・**秋は「フィッシュイーターの季節」**と呼ばれる理由はここにあります。


海流と黒潮の動きも影響

・黒潮や親潮の流路は水温変化でわずかに蛇行することがあります。

・特に紀伊半島〜四国沿岸では、黒潮が接岸するタイミングで青物の大回遊が発生。

・気温低下=黒潮大蛇行の終息期にあたる年は、例年より早く魚が沿岸に寄る傾向があります。


 釣り人が押さえるべき秋の狙い目

・アオリイカ:酸素が増え、藻場や砂浜の浅場に新子が集まる。エギング好機。

・青物(ブリ・ヒラマサ・カンパチ):ベイト追いで堤防近くまで回遊。ジギングやショアキャスティングで狙える。

・根魚(ガシラ・アコウ):水温が安定し、夜釣りでも積極的にエサを追う。


まとめ

・猛暑が和らぎ気温が下がると、表層水温の低下・酸素量の増加・プランクトンの活性化が同時に進みます。

・これらの変化により、魚の回遊が活発化し、秋は一年で最も釣りが盛り上がるシーズンになります。

・釣行前は海水温データや潮汐情報をチェックし、ターンオーバーが起きたタイミングを狙うと釣果アップにつながります。

Q1:気温が下がるとどのくらいで海水温も下がる?
A1:沿岸域では約1〜2週間遅れて反映されることが多いです。

Q2:ターンオーバーとは何ですか?
A2:表層と深層の水が入れ替わる現象で、栄養分を循環させ魚の活性を高めます。

猛暑が和らぎ気温が下がると、表層水温の低下・酸素量の増加・プランクトンの活性化が同時に進みます。
・これらの変化により、魚の回遊が活発化し、秋は一年で最も釣りが盛り上がるシーズンになります。釣太郎

 

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