秋の味覚の王様と言えば、脂ののったサンマ。
焼いて食べるのが一般的ですが、本当にサンマの味を知り尽くした「食通」は、刺身でサンマを味わいます。
この時期にしか味わえない、新鮮なサンマの刺身。
今回は、青魚特有の奥深い魅力と、美味しいサンマの見分け方を解説します。
食通がサンマの刺身を好む理由
なぜ、食通はサンマを刺身で食べるのでしょうか。
1. 脂の甘みと旨みをダイレクトに味わえる
加熱すると流れ出てしまうサンマの良質な脂。
刺身で食べることで、口に入れた瞬間に広がる濃厚な甘みと、とろけるような食感を存分に楽しめます。
2. 鮮度があるからこそ
サンマは非常に鮮度が落ちやすい魚です。
そのため、刺身にできるサンマは、水揚げから時間が経っていない、ごく一部のものに限られます。
この希少性が、サンマの刺身を特別なものにしています。
食通が好む「青魚」の魅力
サンマは、アジやサバ、イワシなどと同じ「青魚」の仲間です。
青魚は、DHAやEPAといった不飽和脂肪酸を豊富に含み、健康にも良いとされています。
しかし、食通が青魚を好む理由はそれだけではありません。
・独特の風味と旨み 青魚特有の風味(青魚臭)を「臭み」と感じる人もいますが、食通はこの独特の香りと、噛むほどに増す奥深い旨みを好みます。
・季節ごとの変化 青魚は季節によって、脂の乗り方や身質が大きく変化します。 この時期限定の味の変化を楽しめることが、食通を惹きつけます。
美味しいサンマの選び方
スーパーや魚屋さんで、美味しいサンマを見分けるには、以下の3つのポイントをチェックしましょう。
1. 目が澄んでいるか 目が濁っているサンマは、鮮度が落ちている証拠です。 目が透き通り、黒目がはっきりしているものを選びましょう。
2. 口先と尾が黄色いか 口先と尾の付け根が黄色いサンマは、脂がのっている証拠です。 特に、口の先が黄色いものは「くちばし黄サンマ」と呼ばれ、非常に美味しいとされています。
3. 腹部がしっかりしているか 腹部に張りがあり、身がしっかりとしているものを選びましょう。 腹が柔らかいものは、鮮度が落ちてきています。


