フカセ釣りをしていると、グレ(メジナ)が付けエサに食いつく瞬間、体を横にひねって「ターン」
するような独特の動きをすることに気づくことがあります。
これは単なる偶然ではありません。
この行動には、グレの生態や習性が深く関係しています。
今回は、グレがターンする3つの理由を解説します。
理由1. 優れた目視能力によるエサの確認
グレは非常に目が良く、エサをしっかりと見てから捕食します。しかし、その目の位置は体の側面にあるため、前方を見るのが得意ではありません。
- 体を横にひねる: 視界を最大限に活かし、付けエサを正確に捉えるためです。
- 警戒心の現れ: コマセの中に紛れた付けエサをじっくりと観察し、違和感がないか確かめているのです。
理由2. 高い警戒心と素早い逃避行動
グレは非常に警戒心が強い魚です。危険を察知するとすぐに岩陰などに逃げ込めるよう、常に周りを警戒しています。
- 一瞬で反転: 捕食と同時に体を反転させることで、すぐに逃げられる体勢を整えています。
- 違和感の回避: 付けエサの近くにあるハリスやハリの存在を嫌うため、一気に吸い込み、すぐにその場を離れようとします。
理由3. 雑食性ゆえの吸い込み捕食
グレは、海藻や甲殻類など、様々なものを食べる雑食性の魚です。
- 口の構造: 柔らかいエサを吸い込んで食べる習性があります。
- スムーズな吸い込み: 体を横にすることで口を上向きにし、より吸い込みやすい体勢をとり、エサを確実に口の中へ収めているのです。
釣果アップにつながるヒント
グレの「ターン」する理由を理解すれば、フカセ釣りの攻略にも役立ちます。
- 繊細なアタリ: グレがターンしてエサを吸い込む際のアタリは非常に繊細です。ウキのわずかな変化や道糸の動きに集中しましょう。
- 仕掛けの同調: グレの警戒心を解くためには、付けエサをコマセに完全に同調させることが重要です。自然な流れで付けエサが漂うよう、仕掛けを調整しましょう。
グレの行動を読み解くことで、釣りの面白さはさらに深まります。ぜひ、次回の釣行で意識してみてください。


