マアジとマルアジの違いを徹底解説 容姿・生態・価格・回遊ルートまで網羅

釣り人や魚好きにとって、アジはもっとも身近な魚の一つです。

しかし市場に並ぶ「アジ」には、代表的な**マアジ(真アジ)マルアジ(丸アジ)**という2種類があり、それぞれ容姿や味、生態に大きな違いがあります。

ここでは、釣り人や料理人が知っておきたいマアジとマルアジの違いを、価格や回遊ルートまで詳しく解説します。


マアジ(真アジ)の特徴

容姿

・体はやや平たく、側面に黄金色の「ゼイゴ(稜鱗)」がくっきり入る
・背中は青緑色、腹は銀白色
・全体にスマートで、体高があり尾びれがやや長め

生態

・日本近海に広く分布し、沿岸から沖合まで生息
居着き(定着型)と回遊型があり、沿岸の藻場や漁港周りに住みつく個体は脂がのって美味
・プランクトンや小魚を食べ、夜行性が強い

食味

・脂がしっかりのり、刺身・寿司・塩焼き・フライなど万能
・特に「黄アジ」と呼ばれる居着き個体は甘みが強く、最高級ブランドとして市場価値が高い

価格

・鮮魚市場やスーパーで高値安定
・特に関アジ(大分)や紀州アジ(和歌山)はブランド化され、1尾500〜1,000円を超えることも

回遊ルート

・対馬暖流に乗り、九州西岸〜日本海沿岸を北上
・黒潮に沿って紀伊半島から房総沖を回遊する個体も多い
・春から初夏にかけて沿岸に接岸し、夏〜秋に脂が乗る


マルアジ(丸アジ)の特徴

容姿

・体は丸みを帯び、マアジに比べてやや太短い
・ゼイゴはあるが、マアジほど目立たない
・尾柄部(尾びれの付け根)がやや太く、背の色は青みが強い

生態

・暖流系の外洋を好み、マアジよりも沖合を広範囲に回遊
・沿岸定着型はほとんどなく、季節回遊が主体
・表層を大きな群れで移動するため、漁獲量が多い

食味

・脂はやや少なく、淡泊でさっぱり
・刺身では水っぽさを感じる場合もあるが、干物にすると旨味が凝縮し絶品
・「ムロアジ干物」として古くから人気が高い

価格

・流通量が多く、マアジよりも安価
・漁港やスーパーではマアジの半値程度で販売されることも

回遊ルート

・黒潮に沿って太平洋沖を大回遊
・九州南岸から紀伊半島沖、房総沖まで広範囲
・秋口に大型群れが接岸し、定置網で大量に漁獲される


マアジとマルアジの見分けポイント

項目 マアジ マルアジ
体型 やや平たい 丸みを帯びて太い
ゼイゴ くっきり目立つ 目立たない
食味 脂が多く甘い 淡泊で干物向き
価格 高値安定 安価
生態 居着き+回遊 回遊主体
主な漁期 春〜秋 夏〜秋

釣り人視点での違い

マアジは港や防波堤でもサビキ釣りで狙え、サイズが大きい個体は引きも強烈

マルアジは外洋寄りの潮通しが良い場所で群れを狙うのが基本

・秋はマルアジが大量接岸するため、回遊待ちの釣りでは数釣りが可能


まとめ

マアジは脂乗りが良くブランド価値が高い一方、マルアジは回遊性が強く漁獲量が多いため干物や加工品として人気です。

どちらもアジ科の代表ですが、体型・味・価格・回遊ルートに明確な違いがあります。

釣りや料理の際には、この特徴を覚えて選ぶことで、より美味しく賢く楽しむことができます。

マアジは脂乗りが良くブランド価値が高い一方、マルアジは回遊性が強く漁獲量が多いため干物や加工品として人気です。釣太郎

 

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