南紀の磯は、日本でも屈指の「フカセ釣り激戦区」として知られています。
その中でも、釣り人の心を熱くするターゲットが「グレ(メジナ)」。
しかし、誰もが簡単に釣果を上げられるわけではありません。
潮流・撒き餌・仕掛け操作の三拍子を揃えなければ、地元名手に差をつけられてしまいます。
この記事では、南紀の名手がこっそり教えてくれた「釣果を2倍にするフカセ釣りのキモ」を深掘りします。
目次
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グレ釣りが南紀で熱い理由
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マキエ配合の黄金比
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仕掛けの流し方とライン操作
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潮を読む力が釣果を決める
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グレが食うタイミングの見極め
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南紀おすすめポイント例
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まとめ:一歩先を行くフカセ釣り
グレ釣りが南紀で熱い理由
南紀の海は、黒潮が接岸するため水温が高く、豊富なエサが流れ込みます。
そのため、40cmクラスの良型グレが狙える数少ないエリアとして全国の釣り人が訪れます。
ただし釣り人の数も多く、魚がスレやすいのも事実。
だからこそ、釣り方の「ひと工夫」が他との差を生むのです。
マキエ配合の黄金比
グレ釣りは「マキエで寄せ、仕掛けで食わせる」釣り。
地元名手の黄金比は以下の通りです。
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オキアミ生:3ブロック
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配合エサ(集魚効果重視):2袋
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比重を増す粉エサ(沈下調整用):1袋
南紀の速い潮に対応するには、マキエと仕掛けを同調させることが最重要。
軽すぎると浮いて見切られ、重すぎると底に沈み過ぎます。
仕掛けの流し方とライン操作
グレが食う層を探るには、ラインメンディングがカギ。
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潮に乗せすぎると仕掛けが浮きすぎる
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ラインを張りすぎるとエサが不自然に見える
南紀の名手は、竿先を小刻みに動かして「張らず緩めず」をキープ。
これにより、マキエと同調した自然な流れを演出できます。
潮を読む力が釣果を決める
南紀の磯は複雑な潮が絡みます。
特に「潮目」「ヨレ」「反転流」は絶好の狙い目。
名手のアドバイス:
「潮の動きが変わる瞬間に仕掛けを送り込むと、グレが口を使う確率が一気に上がる」
つまり、エサ取りが散ったタイミングを見逃さないことが勝負所です。
グレが食うタイミングの見極め
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朝マズメ:活性が高く浅いタナで勝負
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昼過ぎ:潮が緩んだ時は深場を攻める
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夕マズメ:大型グレが浮くチャンス
特に冬場は「水温変化」がシビア。
水温が下がった直後は食い渋るため、比重を調整したマキエでじっくり待つ戦術が有効です。
南紀おすすめポイント例
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白浜の地磯 → 潮通しが良く、良型が狙える実績場
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すさみ沖磯 → 渡船で行くと40cmオーバーの確率が高い
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串本の磯 → 黒潮直撃で魚影が濃い
ただし、どのエリアもフカセ釣りの上級者が多く集まる激戦区。
小さな工夫を積み重ねなければ、なかなか釣果を伸ばせません。
まとめ:一歩先を行くフカセ釣り
南紀のグレ釣りは、ただ竿を出すだけでは勝てません。
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マキエ配合の工夫
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仕掛けの同調
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潮を読む力
この3つを磨くことで、釣果は確実に伸びます。
「地元名手の一言」
「グレは賢い魚やけど、自然にエサを演出できたら必ず食う。あとは釣り人の集中力やな。」
南紀で一歩先を行く釣果を狙うなら、この教えをぜひ実践してみてください。


