釣った魚が甦る「神経締め」は本当に効果があるのか?プロの処理法を徹底解説

釣り上げた魚を最高の状態で持ち帰るには「締め方」が重要です。

その中でも「神経締め」は、魚が甦ったようにピクッと動くことから注目されている処理法です。

本記事では、神経締めの正しい手順と効果を徹底解説。

さらに家庭でもできる簡易的な方法まで紹介します。


目次

  1. 神経締めとは?

  2. 神経締めの具体的な手順

  3. 神経締めがもたらす効果

  4. プロが実践する神経締めの道具とコツ

  5. 家庭や初心者でもできる簡易版神経締め

  6. 神経締めが必要な魚・不要な魚

  7. まとめ


1. 神経締めとは?

神経締めとは、魚の神経をワイヤーや専用器具で破壊する処理方法です。

魚は脳を締めても神経系が残っていると、筋肉にストレス信号が伝わりATPを消耗します。

これにより死後硬直が早まり、鮮度低下も進みます。

神経締めを行うとこの信号を遮断でき、魚の鮮度と味を長時間保つことができます。


2. 神経締めの具体的な手順

プロの現場で行われる基本手順は以下の通りです。

  1. 魚を活き締め(脳天や眉間を突いて即殺)

  2. 血抜きをする(エラや尾を切って海水で循環)

  3. 神経ワイヤーを脊髄に差し込み、前後に動かして神経を破壊

このとき重要なのは「神経ワイヤーを脊髄に沿って正確に通すこと」です。


3. 神経締めがもたらす効果

神経締めには以下の効果があります。

・死後硬直の遅延(最大で数時間〜半日遅らせられる)
・ATP(旨味成分の基)保持率が20〜30%アップ
・臭みの原因である乳酸やアンモニア生成を抑制
・冷蔵保存時に鮮度が2倍近く長持ちする

つまり「より美味しく・より長く保存できる」ことが最大のメリットです。


4. プロが実践する神経締めの道具とコツ

・専用の「神経締めワイヤー」を使用
・サイズに合わせた太さ(0.6〜1.2mm)を選ぶ
・ワイヤーを入れる際は力を入れすぎずスムーズに通す
・血抜きと同時に行うと効果がさらに高まる

漁師やプロの料理人は、神経締めを行うことで高値で取引される魚を扱っています。


5. 家庭や初心者でもできる簡易版神経締め

専用ワイヤーがなくても、以下の方法で代用できます。

・ステンレス製の針金
・ギターの弦
・電気工事用ケーブルの芯線

また、家庭では「脳天締め+血抜き」だけでも十分効果があり、神経締めに近い結果を得られます。


6. 神経締めが必要な魚・不要な魚

・青物(ブリ・カンパチ・ヒラマサ) → 効果大
・アオリイカ → 神経構造が違うため不要
・根魚(カサゴ・ハタ) → 効果ありだが簡易締めでも十分
・サバ → 鮮度落ちが早いため血抜き+氷締め優先

魚種によって必要性は異なるため、釣行スタイルに合わせて選ぶとよいでしょう。


7. まとめ

神経締めは「魚を甦らせる」ように見える特殊な処理法ですが、実際は鮮度を長持ちさせる

非常に効果的なテクニックです。

・死後硬直を遅らせる
・ATP保持で旨味を維持する
・保存性が大幅に向上する

家庭でも代用品を使って挑戦できるため、釣り人や料理好きにおすすめです。

次に魚を釣ったら、ぜひ神経締めを試してみてください。

 

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