春の旬魚として食卓にも並ぶサワラ。
釣り人にとっても人気ターゲットですが、その細長い体型と鋭い歯は、タチウオを連想させることがあります。
果たしてサワラはタチウオと同じような生態を持つ魚なのでしょうか?
本記事では、サワラの特徴や回遊パターン、タチウオとの違いを詳しく解説します。
本文
サワラの基本的な特徴
・サワラはサバ科に属する大型魚で、最大で1m以上に成長。
・体は細長く流線型で、銀白色の体表に黒っぽい斑点が並びます。
・名前の由来は「狭い腹(さはら)」からきており、体型の細さを表しています。
・食味は非常に良く、西日本では春の「鰆」は縁起魚として珍重されます。
サワラは回遊魚
・サワラは典型的な回遊魚で、春に瀬戸内海や近海に産卵のため接岸。
・夏から秋にかけては外洋を回遊し、冬になると南下して暖かい海域へ移動。
・この季節回遊はブリに似ていますが、より沿岸性が強いのが特徴です。
タチウオとの共通点と相違点
似ている点
・どちらも細長い体型で鋭い歯を持つ。
・イワシやアジなど小魚を主な餌とする肉食魚。
・群れで回遊しながら獲物を追う習性がある。
異なる点
・サワラはサバ科、タチウオはタチウオ科に属し系統が異なる。
・サワラは昼行性が中心で、視覚を頼りに捕食する。
・タチウオは夜行性の傾向が強く、夜釣りで狙いやすい。
・回遊範囲も異なり、サワラは広範囲を回遊するのに対し、タチウオは沿岸や湾内に長く留まることが多い。
サワラの成長と寿命
・1年で30cm前後、3年で60cm以上、5年で1m級に到達。
・寿命は7〜8年程度とされ、比較的早く成長する魚です。
まとめ
サワラはタチウオと同じく鋭い歯と細長い体を持ちますが、分類・行動パターン・捕食の仕方には大きな違いがあります。
サワラは広範囲を回遊する青物系の魚であり、タチウオのような夜行性の性質は弱め。
釣り人にとっては「似て非なるターゲット」といえるでしょう。


