【釣り人必見】サバとアジの決定的な違いとは?回遊ルートと海流を制覇して釣果アップ!

堤防や船から手軽に狙え、食べても美味しい人気のターゲット、サバとアジ。

どちらも回遊魚として知られていますが、「狙っているのはアジなのにサバばかり釣れる…」

あるいはその逆を経験したことはありませんか?

実はこの2魚種、似ているようで回遊するルートや好む海流、そして行動パターンが大きく異なります。

その生態の違いを理解することが、狙った魚を確実に釣り上げるための最大の近道です。

この記事では、サバとアジの生態的な違い、特に「回遊」と「海流」に焦点を当て、

明日からの釣果に直結する知識を分かりやすく解説します。

回遊ルートと海流の大きな違い

サバとアジは、どちらも暖流に乗って日本近海を旅する回遊魚ですが、

そのスケールと行動範囲に明確な違いがあります。

【長距離ランナー】サバのダイナミックな回遊

サバ(特にマサバ)は、日本列島を股にかけるダイナミックな「季節回遊」を行います。

  • 春~夏(北上期): 産卵後、豊富なエサを求めて黒潮や対馬海流といった暖流に乗り、太平洋側・日本海側をそれぞれ北上します。
  • 秋~冬(南下期): 水温の低下とともに、産卵や越冬のために南下を始めます。この時期のサバは脂がのって非常に美味しくなります。

まさに、餌と適水温を求めて常に移動し続ける長距離ランナーと言えるでしょう。

そのため、サバを狙うには、この大規模な群れがいつ、どのルートを通るかという

「回遊ルート」を読むことが非常に重要になります。

【回遊型と定住型】アジの二つの生態

一方、アジ(マアジ)の生態は少し複雑です。

アジには、サバのように広範囲を回遊するタイプと、特定のエリアに定着するタイプが存在します。

  • 回遊型(沖アジ・クロアジ): サバと同様に、東シナ海などで産卵し、暖流に乗って日本沿岸を北上・南下する季節回遊を行います。長距離を移動するため、体色は黒っぽく、引き締まっています。
  • 定住型(瀬付きアジ・キアジ): 沖合の根や沿岸の岩礁帯、漁港の周辺などに定着し、長距離の回遊をしません。その場のエサを食べているため、体色は黄色っぽく、脂がのっていることが多いのが特徴です。

釣り人にとって重要なのは、この**「回遊型」と「瀬付き型」の両方が存在**するという点です。

回遊型の群れが入ってくれば数釣りが楽しめ、瀬付きのアジは特定のポイントで年中狙うことができるのです。

こが違う!釣り人が知るべき3つのポイント

回遊パターンの違いを踏まえ、釣り人が釣果を分けるために知っておくべき3つの具体的な違いを解説します。

ポイント1:回遊スケールの違い

魚種 回遊スケール 釣りのアプローチ
サバ 大規模・長距離。日本列島単位での移動。 「待ち」の釣り。回遊ルートと時期を予測し、群れを迎え撃つ。
アジ 中規模回遊定着型が混在。 「探し」の釣り。回遊の群れを狙いつつ、瀬付きのポイントも探る。

サバは「いつ接岸するか」というタイミングが釣果を大きく左右します。

一方アジは、回遊のタイミングに加え、「どこに居着いているか」という場所の要素も重要になります。

ポイント2:好む水温と海流

両者とも暖流を好みますが、適水温にはわずかな差があります。

  • サバの適水温: 約14℃~20℃(マサバの場合)
  • アジの適水温: 約16℃~24℃

アジの方がやや高めの水温を好む傾向にあります。

このわずかな差が、釣れる時期や場所に影響を与えます。

例えば、水温が下がり始める秋口には、サバはまだ活発でもアジは深場へ移動し始める、

といった状況が起こり得ます。

ポイント3:泳ぐタナ(遊泳層)の違い

これが釣り分ける上で最も実践的なポイントです。

  • サバ: 表層~中層を群れで回遊することが多い。特に朝マズメなど、活性が高い時間帯は水面近くまで上がってきます。
  • アジ: 中層~底層を好む傾向があります。日中は底付近に潜み、朝夕のマズメ時にエサを食べるために中層まで浮上してきます。

サビキ釣りで「上の方のハリにはサバ、底の方のハリにはアジ」がかかることが多いのは、この遊泳層の違いが原因です。

生態の違いを釣果につなげる!具体的な釣り分け術

これらの生態の違いを理解すれば、戦略的にサバとアジを釣り分けることが可能です。

サバを狙うなら

  • 場所: 潮通しの良い沖に面した堤防やサーフ、磯。
  • 時間: 朝夕のマズメ。鳥山やナブラが立てば絶好のチャンス。
  • タナ: 表層から中層を意識。ウキを付けたカゴ釣りや、メタルジグなどのルアーを速い動きで誘うのが効果的です。

アジを狙うなら

  • 場所: 漁港内、堤防の基礎周り、沖の根など、変化のある地形。
  • 時間: 朝夕のマズメ、および夜間の常夜灯周り。
  • タナ: まずは底を取り、そこから少しずつタナを上げて探る。サビキ釣りでは、仕掛けを底まで沈めることが基本です。アジングでは、ボトム付近を丁寧に探るのがセオリーです。

まとめ

サバとアジ、両者は似て非なる回遊魚です。

  • サバはダイナミックに長距離を回遊するランナー。
  • アジは回遊型と、その場に定住する瀬付き型がいる。
  • 泳ぐタナは「表層のサバ」「底層のアジ」と意識する。

これらの生態の違いを頭に入れて釣りをすることで、漠然と仕掛けを投げるのとは全く違う、戦略的なゲームが展開できます。

なぜ今ここで釣れたのか、なぜ釣れないのか、その理由が見えてくるはずです。

今回の知識を活かして、次の釣行では見事にサバとアジを釣り分けて、仲間を驚かせてみてはいかがでしょうか。

 

タイトルとURLをコピーしました