アオリイカは「イカの王様」と呼ばれるほど、釣り人や料理人から絶大な人気を誇ります。
しかし、せっかく釣っても処理を間違えると、身が白濁したり臭みが出たりして美味しさが半減してしまいます。
本記事では、釣り人が現場で実践できる「アオリイカを美味しく食べるための処理法」を
科学的根拠と釣りの実体験を交えて徹底解説します。
アオリイカが美味しい理由
・透明感のある甘みの強い身質
・グリシンやアラニンといった旨味アミノ酸が豊富
・鮮度が落ちるとすぐに食感や味が劣化する
つまり「釣った直後の処理」が美味しさを守る最大のポイントになります。
処理法① 活締めで鮮度をキープ
釣り上げたアオリイカは、生きたまま放置するとストレスで自ら墨を吐き、身が傷みやすくなります。
そのため、できるだけ早く活締めを行うことが重要です。
・イカの目の間にある神経束をピックなどで一突きすると、体色が白くなり動きが止まります。
・活締めをすることで、余計なエネルギー消費を防ぎ、旨味成分の分解を抑えられます。
処理法② 墨と内臓を素早く除去
アオリイカの墨袋が破れると、身に臭みが移ることがあります。
釣った直後に下処理できない場合でも、帰宅後はすぐに墨袋と内臓を取り除くことが美味しさの秘訣です。
・エンペラ(耳)をめくって皮を剥ぎやすくする
・胴体の中から内臓を一気に引き抜く
・墨袋をつぶさないよう注意する
処理法③ 海水氷で冷却する
真水の氷に直接入れると、イカの細胞が浸透圧で破壊され、旨味が逃げてしまいます。
そこでおすすめなのが海水氷です。
・海水氷は塩分濃度があるため、細胞膜が壊れにくい
・冷却温度は約-1.8℃と低く、鮮度を長時間保てる
・真水氷に比べ、臭みの発生を約30%抑制できるとされています
処理法④ できるだけ早く食べる or 熟成させる
アオリイカは釣りたてでも十分に美味しいですが、数時間〜半日程度寝かせると旨味が増します。
・すぐ食べるなら刺身でプリプリの食感を堪能
・冷蔵庫で12〜24時間寝かせると甘みが増し、ねっとりした旨味が楽しめる
アオリイカ処理でやってはいけないNG行為
・バケツに長時間活かしたまま放置(ストレスで味が落ちる)
・真水で直接冷却(身が白濁し食感が劣化)
・内臓や墨を放置(生臭さの原因)
まとめ
アオリイカを美味しく食べるためのポイントは以下の4つです。
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釣ったらすぐに活締めする
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墨と内臓はできるだけ早く取り除く
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海水氷で冷却して鮮度を守る
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刺身は即食べも良し、半日寝かせても旨味アップ
釣りの楽しみは、魚を釣るだけでなく「最高の状態で味わうこと」にあります。
ぜひ次回のアオリイカ釣りでは、正しい処理を実践してみてください。
FAQ
Q1. アオリイカは釣った直後に食べても大丈夫ですか?
A. はい。釣りたては透明感があり、プリプリの食感が楽しめます。ただし、数時間寝かせるとさらに甘みが増します。
Q2. 海水氷が手に入らない場合はどうすればいいですか?
A. 真水氷に海水を混ぜれば代用可能です。目安は海水3:氷7の割合です。
Q3. 墨袋が破れてしまった場合は?
A. すぐに流水(海水が理想)で洗い流せば、臭みを最小限に抑えられます。


