地球温暖化の影響で、世界の海は確実に変化しています。
黒潮の流れが強まる、海水温が上昇する、酸素濃度が下がるなど、魚の分布は100年単位で大きく変わります。
では、2100年の和歌山の海では一体どんな魚が釣れるようになっているのでしょうか?
AIシミュレーションと最新研究をもとに、未来の釣り風景を予測します。
現在(2025年)の和歌山で釣れる主な魚
まず現状を整理します。和歌山県は黒潮の影響を強く受け、温暖な海域に住む魚が多いのが特徴です。
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アオリイカ
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グレ(メジナ)
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チヌ(クロダイ)
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石鯛
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青物(ブリ・カンパチ・ハマチ)
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カマス
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イサキ
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アカイカ(ケンサキイカ)
この豊かな魚種構成が、温暖化でどのように変わるのでしょうか。
温暖化シナリオ:2100年の海
気象庁やIPCCの報告を参考にすると、2100年の地球の海水温は現在より +2〜3℃ 上昇すると予測されています。
和歌山沖の黒潮もさらに北上し、より熱帯的な環境へ変化する可能性が高いです。
2100年に和歌山で釣れると予想される魚
増える魚(熱帯・亜熱帯系の魚)
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シイラ(マヒマヒ)
現在も夏場中心に釣れるが、シーズンが長期化し、通年狙える魚になる可能性大。 -
タマン(ハマフエフキ)
沖縄でメインターゲットの大型魚。和歌山で普通に狙える時代が来るかもしれない。 -
オニヒラアジ・ギンガメアジ
トロピカルなGT系が和歌山近海に定着する可能性。ルアーマンにとっては夢のターゲット。 -
カツオ類(スマ・ヒラソウダ)
高水温を好むため、回遊範囲が拡大し、沿岸で釣れる頻度が上がる。
減る魚(寒流・中温帯系の魚)
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グレ(メジナ)
水温上昇で北上し、東北〜北海道が主な分布域になると予想。和歌山での釣果は激減。 -
石鯛
高水温に弱く、現在のような磯釣りの花形ではなくなる可能性。 -
アオリイカ
産卵場の藻場が消失するリスクがあり、釣果が安定しない未来が懸念される。
定着する可能性のある新顔
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サンゴ礁性の小魚(スズメダイ・ベラの仲間)
熱帯魚のような魚が漁港や磯に群れる。観賞魚的な光景が一般化。 -
バショウカジキやマカジキ
現在は外洋ターゲットだが、近海で狙える日も来るかもしれない。
釣りスタイルの変化
2100年の和歌山では、釣りスタイルも大きく変化すると考えられます。
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ルアーフィッシングの主流化
シイラ・タマン・GT系などルアー向きの魚が増える。 -
夏型シーズンの長期化
通年「真夏の釣り」のような感覚に。夜釣りがさらに重要に。 -
従来ターゲットの北上遠征
グレや石鯛を狙うなら四国や九州ではなく、東北遠征が当たり前になるかもしれない。
まとめ
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温暖化で2100年の和歌山は「熱帯魚天国」になる可能性が高い。
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シイラやタマン、GT系が通年ターゲット化。
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グレや石鯛など従来の磯魚は北へ移動し、和歌山では激減の恐れ。
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釣り文化そのものが「夏型・ルアー中心」へシフトする未来が予想される。
未来の釣りは環境変化に応じて適応していく必要があります。
2100年の和歌山は、今とはまったく違う「南国の海釣りスポット」になっているかもしれません。


