私たちが呼吸している酸素の多くは「海」から生まれています。
実は地球の酸素の約半分から6割を作り出しているのは、森ではなく海の中に漂う「プランクトン」です。
この記事では、プランクトンの驚くべき役割と、地球環境や私たち人間の生活への影響を、
釣り人や海好きの方にもわかりやすく解説します。
プランクトンとは?
・プランクトンは、海や川に漂う小さな生物の総称です。
・植物のように光合成を行う「植物プランクトン」と、小さな動物である「動物プランクトン」に大きく分かれます。
・酸素を生み出しているのは「植物プランクトン」で、その代表例が「珪藻(けいそう)」や「渦鞭毛藻(うべんもうそう)」です。
光合成で酸素を作る仕組み
植物プランクトンは、太陽の光を浴びて二酸化炭素を取り込み、光合成を行います。
その結果、
・海中に酸素を放出
・二酸化炭素を固定
という2つの大きな働きをしています。
森林が「地上の酸素工場」と呼ばれるのに対し、プランクトンは「海の酸素工場」と呼ばれるのはこのためです。
プランクトンが生み出す酸素の量
・地球全体で消費される酸素の約半分は、海のプランクトンが作っています。
・一部の研究では、その割合は60%を超えるとも言われています。
・つまり、私たちが1回呼吸するうちの半分以上は「海からの贈り物」なのです。
地球温暖化との関係
プランクトンは酸素だけでなく、温暖化にも影響しています。
・二酸化炭素を吸収し、海底に沈めてくれる働き(炭素の固定化)
・これにより、大気中の二酸化炭素濃度を抑える効果があります。
そのため、プランクトンは「天然のCO₂吸収装置」としても注目されています。
釣り人にとってのプランクトンの重要性
・小魚の餌となる動物プランクトンは、海の食物連鎖の出発点です。
・植物プランクトンが豊富にある海域では、アジやイワシが集まり、それを狙う青物やイカも増えます。
・つまり、プランクトンが豊かな海ほど釣果も期待できるのです。
プランクトンが減少するとどうなる?
・海水温の上昇や海洋汚染により、植物プランクトンの量は地域によって減少しています。
・プランクトンが減れば酸素供給が減り、魚も育ちにくくなります。
・これは「酸素不足による海の貧栄養化」を招き、漁業や釣り環境にも大きな打撃となります。
まとめ
・プランクトンは海の酸素工場であり、地球の酸素の約半分以上を生み出している。
・二酸化炭素を吸収し、地球温暖化を抑制する大きな役割も担っている。
・釣り人にとってもプランクトンは魚の食物連鎖の起点であり、豊かな釣り場の条件そのもの。
私たちが日々楽しむ「釣り」も、「呼吸」も、海の小さな命であるプランクトンに支えられているのです。


