イガミ釣りの王道エサとして長年親しまれてきた「ホンダワラ」。
しかし近年、釣具店へ「入荷がない」「ほぼ手に入らない」といった声が相次いでいます。
本記事では、ホンダワラの供給が激減した背景を、海洋環境の変化や規制、藻場再生の現状を
交えて詳しく解説します。
1. ホンダワラ入荷が減少した背景
① 海水温の上昇(地球温暖化)
南紀を含む沿岸地域では、海水温が上昇傾向にあり、夏場には30℃近くになることもあります。
この高水温にホンダワラは弱く、藻場が衰退している事例が報告されています。J-STAGE+9釣太郎ブログ+9アグリナレッジ+9
② 磯焼けの進行による藻場消失
磯焼けとは海藻が消え、岩場のみが露出する現象。
アイゴやウニなどの食害により、ホンダワラを含む褐藻をはじめとする海藻が回復できず消失してしまいます。
結果的に採集できる量が著しく減少します。釣太郎ブログ+2日本冷凍空調学会+2
③ 沿岸開発と環境変化による減少
埋め立てや港湾整備・栄養塩の減少などにより、ホンダワラが育つ浅瀬の藻場が減少。
釣具店や漁師が「採りに行っても見つからない」と語る状況が続いています。Yahoo!知恵袋+12釣太郎ブログ+12京都府+12
④ 漁業規制と採集の困難化
海藻類の採集には漁業権が絡むことが多く、個人または小規模店舗では大量採集が困難です。
かつては入荷していた地域でも、現在はほぼ流通が止まっています。釣太郎ブログ
2. ホンダワラ資源回復への取り組みと課題
藻場の人工造成・種苗供給の難しさ
ホンダワラは胞子の拡散範囲が狭く、自然回復が難しい海藻です。
人工的な藻場造成や「スポアバッグ法」「中層網法」などの技術も、
成熟した母藻の確保が難しく、広範囲への設置には限界があります。Instagram+12京都府+12気候変動適応情報プラットフォーム(A-PLAT)+12
新技術:流れ藻を活用した幼胚供給
流れ藻から幼胚を採取し、海面にロープを張って散布することで藻場拡大を図る手法が京都府で試みられています。
自然の漂着藻を利用した比較的簡便な方法として注目されています。京都府
壱岐などでの種苗生産技術の開発
壱岐栽培センターでは、コンクリート部材に直接種付けするホンダワラ種苗生産技術が新たに開発されました。
従来の糸による方法が難しかったホンダワラでも、種苗生産が可能になり始めた点は注目です。気候変動適応情報プラットフォーム(A-PLAT)
3. 代用エサの活用と釣り人の対応
ホンダワラの入手が難しい現在、以下のような代替エサが使われています:
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キャベツやレタスなど野菜類の活用
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市販の海藻加工エサ
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他の褐藻類への切り替え
しかし、ホンダワラと比べると釣果や食いつきが劣る場合が多く、「やはりホンダワラに敵わない」とする釣り人の声は根強いです。釣太郎ブログ
4. まとめと読者への提案
| 要因 | 内容 |
|---|---|
| 海洋環境の変化 | 海水温上昇・磯焼け・沿岸開発による藻場衰退 |
| 漁業規制 | 個人採集の制約・流通経路の減少 |
| 回復試み | 人工藻場造成、種苗技術の開発が進行中 |
| 準代替策 | 野菜や加工エサなど、しかし効果は限定的 |


