深海魚を釣り上げたら口から風船?それ、浮袋じゃないかも!【釣り人必見の科学的解説】

🎣釣り人が見た「謎の風船」──それって浮袋?

深場から魚を釣り上げたとき、口から風船のようなものが飛び出している姿を見たことはありませんか?

「浮袋が出てきたんだな」と思う方も多いですが、実はそれ、浮袋ではなく“胃袋”の可能性が高いのです。

🧠なぜ胃袋が口から出る?──水圧変化による生理現象

深海魚は水深数百メートル以上の高水圧環境に適応しています。

そのため、急激に浅い場所へ引き上げられると、体内の浮袋内のガスが膨張し、腹腔内の圧力が急上昇。

結果として、胃が反転し、口から押し出されてしまうのです。

これは「減圧症」に近い現象で、魚にとっては命に関わる大きなストレス。

釣り人としては、この現象を理解し、魚の命に敬意を払うことが求められます。

🐟浮袋とは?──魚の浮力を調整する“内蔵された浮き輪”

浮袋(うきぶくろ)は、魚が水中で浮力を調整するための器官。

酸素・二酸化炭素・窒素などの混合ガスが入っており、血液中の気体を出し入れして浮力をコントロールします。

ただし、浮袋は背骨に密着しているため、口から出ることはほぼありません

つまり、口から出ているのは「浮袋」ではなく「胃袋」なのです。

🧭深海魚の浮袋事情──持たない魚もいる?

実は、深海魚の中には浮袋を持たない種類も多く存在します。

理由は、水圧の変化に弱い浮袋を持つと、深海での生存に不利だから。

代わりに、脂肪を蓄えたり、筋肉を水分で満たすなど、独自の浮力調整機構を持っています。

📝釣り人が知っておきたい対処法

  • 胃袋が出ていても無理に押し戻さない:損傷のリスクあり
  • リリースする場合は減圧ツールを使用:バーブルリリースなど
  • 写真撮影は素早く、魚体へのダメージを最小限に

🌊命への敬意と釣り人の哲学

釣りはただの娯楽ではなく、自然との対話であり、命との向き合いです。

深海魚の体に起こる変化を知ることで、私たち釣り人はより深く海と魚に敬意を払えるはず。

「釣る」だけでなく「知る」ことで、釣りの価値は何倍にも広がります。

深海魚の口から風船のようなものが飛び出したのは「浮袋」?実はそれ、“胃袋”の可能性が高い。釣太郎

 

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