南紀地方では秋から冬にかけてカマス釣りが盛んになります。
しかし一口に「カマス」といっても、実際には ヤマトカマス(別名:ミズカマス)・
アカカマス(本カマス)・タイワンカマス の3種類が存在します。
釣り人にとっては、種類ごとに「食味」や「市場価値」が異なるため、正しい見分け方を知っておくことが重要です。
ここでは、比較表と実際の釣果写真をもとに、南紀で釣れるカマス3種の違いを詳しく解説します。
① ヤマトカマス(ミズカマス)
・体色:銀白色でやや灰色がかる
・特徴:体側に5本の縦筋があり、背ビレと腹ビレの位置が同じライン上
・大きさ:やや小ぶりで群れが大きい
・食味:鮮度落ちが早く、生食には不向き。主に干物用にされる
・市場価値:低め
・釣れる時期:6月〜11月が中心
南紀ではもっともよく釣れる種類で、漁港周りや堤防からでも群れで回遊していることが多いです。
② アカカマス(ホンカマス)
・体色:赤褐色を帯びる
・特徴:体側に縦筋がなく、全体的に赤みがかる
・大きさ:成長すると40cm級の大物も
・食味:刺身・天ぷら・塩焼きと万能で、最も美味しいカマス
・市場価値:最も高い
・釣れる時期:11月頃からが本格シーズン
釣り人の間では「アカカマス=高級魚」として知られ、脂が乗った身は絶品。南紀でも人気のターゲットです。
③ タイワンカマス
・体色:銀色で青みがかり、体は細長い
・特徴:黄色い縦帯がはっきりと入る。尾ビレも黄色い
・大きさ:やや小ぶりだが引きは強い
・食味:干物向きで、やや水っぽい
・市場価値:低め
・釣れる時期:初秋から秋にかけて多い
タイワンカマスは見た目で区別しやすく、黄色いラインと尾ビレの色が最大の特徴です。
④ 釣果写真で見る「見分け方」
実際の釣果写真では、
・縦筋があるもの → ヤマトカマス
・赤みを帯びて太いもの → アカカマス
・黄色の縦帯が入るもの → タイワンカマス
と分けることができます。
特に堤防で混ざって釣れることが多く、写真でも ヤマトカマス・アカカマス・タイワンカマスが同時に確認できる 典型的な例になっています。
⑤ 南紀での楽しみ方と注意点
・ヤマトカマスは群れで狙えるため、数釣りを楽しみたい人におすすめ。
・アカカマスは狙って釣れれば大当たり。鮮度を保って刺身にすれば最高の美味しさ。
・タイワンカマスは引きの強さを楽しみ、干物に加工すると良い。
ただし、どの種類も 鮮度落ちが非常に早い魚 のため、釣ったらすぐに海水氷で冷やして持ち帰るのが鉄則です。
まとめ
南紀で釣れるカマス3種の特徴は以下の通りです。
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ヤマトカマス:群れが大きく数釣り向き、食味は干物中心
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アカカマス:最も美味しく市場価値も高い高級魚
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タイワンカマス:黄色の縦帯が特徴、干物や塩焼き向き
同じ「カマス」でも種類ごとに釣り方や楽しみ方が違うため、見分け方をマスターしておくと南紀釣行がより充実します。



