基本情報
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和名:イシガニ
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学名:Charybdis japonica
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分類:十脚目(エビ目)・ワタリガニ科
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分布:北海道南部以南の日本沿岸〜東南アジアにかけて広く分布
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生息環境:内湾や沿岸の砂泥底・岩礁帯
外見の特徴
① 甲羅
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横にやや広がった形で、ざらつきがある。
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前縁にトゲが並んでおり、名前の由来になった「石」のようなゴツゴツ感。
② 脚
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歩脚には濃褐色の縞模様が入り、他のワタリガニ類との見分けポイント。
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後脚は櫂(かい)のように扁平で、泳ぎが非常に得意。
③ ハサミ
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鋭く力が強い。小魚や貝を容易に捕らえることができる。
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釣り人が素手で触ると怪我の危険があるので注意。
生態的な特徴
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夜行性:昼は砂泥に潜り、夜になると活発に活動。
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食性:雑食性。小魚、貝、ゴカイ、死骸なども捕食。
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泳ぎの速さ:ワタリガニ科らしく非常に俊敏で、網や素手で捕獲するのは難しい。
釣りとの関わり
① エサとしての価値
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石鯛(イシダイ)やクエ、コロダイなど、磯の大物を狙う際の一級エサ。
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特にイシダイは「イシガニ食い」と言われるほど、このカニを好む。
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活き餌としての効果が高く、釣具店でも販売されることがある。
② 採取のしやすさ
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防波堤や磯の足元、浅瀬で捕獲可能。
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手づかみでも取れるが、ハサミが強力なので注意。
食用として
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食べられるが、ワタリガニ(ガザミ)ほど身入りが良くないため流通は少ない。
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味噌汁や茹でガニとして地元で消費される程度。
まとめ
イシガニは、日本各地で見られるワタリガニ科のカニで、力強いハサミと俊敏な動きが特徴。
釣りにおいては イシダイ・クエ狙いの最重要エサ として知られ、釣果を大きく左右する存在です。
「ただのカニ」と思われがちですが、釣り人にとっては大物を呼び寄せる鍵を握る貴重なターゲットです。


