アオリイカは待ち伏せ型のハンター
アオリイカは普段、岩陰や藻場に身を潜めて獲物を待ちます。
自分から大きく泳ぎ回るのではなく、エサが通りかかる瞬間を狙う 待ち伏せ型の捕食スタイル です。
特に小魚が群れで通り過ぎるとき、アオリイカは素早く飛び出し、長い触腕を一気に伸ばして抱きかかえます。
触腕での捕獲
アオリイカが獲物を仕留める際に最も重要なのが「触腕」です。
普段は体にたたんで隠しておき、狙いを定めた瞬間に バネのように伸ばして捕獲 します。
そのスピードはわずかコンマ数秒。
エギングで「ズシッ」と重みが乗る瞬間は、まさに触腕がエギを捕らえた合図なのです。
エサを抱いた後の行動
獲物を掴んだアオリイカは、すぐに口へ運びます。
しかし、その前に必ず 味覚で違和感がないかをチェック します。
もし違和感があれば、すぐに吐き出して再び様子をうかがう。
これが「イカは警戒心が強い」といわれる理由です。
そのため釣り人は、アタリを感じてもすぐに合わせず、十分に抱かせる時間を作ることが大切になります。
群れでの捕食と単独行動
アオリイカは単独で狩りをすることもありますが、秋の新子シーズンには 群れで捕食行動 をとることがあります。
1匹がエサを追うと、他の個体も刺激され、一斉にアタックしてくる。
このときは数釣りのチャンスです。
一方、大型の親イカは単独で行動することが多く、落ち着いた動きでじっくりと獲物を狙います。
釣りへの応用
アオリイカの捕食行動を理解すると、釣り方に大きなヒントが見えてきます。
・エギング:アクション後のフォールで抱かせるのが最も有効
・ヤエン釣り:アジを長く泳がせ、違和感なく抱かせることが大事
・ウキ釣り:タナを合わせて自然に流し、アタリが出ても早合わせしない
共通するのは、 「抱かせる時間を作る」 という意識です。
まとめ
アオリイカの捕食行動は、
・待ち伏せ
・触腕で一瞬の捕獲
・味覚で確認
・捕食
という流れで進みます。
焦って早合わせしてしまうと、すぐに吐き出されてしまうため、 我慢して抱かせる時間を与えることが釣果アップの秘訣 です。
アオリイカの行動を理解すれば、釣り方をより戦略的に変えることができます。

