人気No.1のイカといえば「アオリイカ」。
その美しい姿と強烈な引き味、そして何より美味しい味わいで「イカの王様」とも呼ばれています。
しかし実はアオリイカの寿命はとても短く、わずか1年にも満たないのをご存じでしょうか。
今回は、アオリイカの短命な生涯に迫り、その知られざる生き様を詳しく解説していきます。

アオリイカの寿命はどれくらい?
・一般的にアオリイカの寿命は 10か月〜1年程度 と言われています。
・生まれてから1年を迎える前に、多くは繁殖を終え、命を使い果たします。
・マグロやカツオが数年以上生きるのに比べ、非常に短命なのが特徴です。
👉 「イカは育つのが早いけど寿命も短い」──これが最大の特徴です。
生まれてから成長まで
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卵からふ化(初夏)
海藻や岩陰に産み付けられた卵から孵化。体長はわずか数mm。 -
稚イカ(夏〜秋)
プランクトンや小魚を捕食しながら急成長。
秋になる頃には数十g〜100g前後に。釣り人が「新子アオリ」として狙う時期です。 -
成長期(冬)
水温の下がる冬を乗り越え、春先には1kgを超える個体も登場。 -
繁殖期(春〜初夏)
大型化したアオリイカはペアを作り、藻場や岩礁に卵を産み付ける。
そしてその役目を終えると、一生を終えます。
短命だからこそ美味しい理由
・アオリイカは成長が早いため、筋肉の繊維が柔らかく甘味が強い。
・寿命が短い=「成熟と繁殖に全エネルギーを使う」ため、身に旨味成分(アミノ酸)が多い。
・特に春に釣れる大型アオリイカは肉厚で食べ応え抜群。
👉 短命であるがゆえに「濃縮された美味しさ」を持っているのです。
他のイカとの比較
・スルメイカ(マイカ) → 約1年
・ケンサキイカ(アカイカ) → 約1年
・ヤリイカ → 約1年
・ダイオウイカ → 数年生きるとされるが詳細は不明
👉 実は多くのイカが短命で、アオリイカだけが特別短いわけではないのです。
アオリイカの命ははかないもの。
だからこそ、釣れる瞬間の一杯一杯に価値があります。
・春の親イカは「産卵を控えた命の最後の姿」
・秋の新子は「成長の途中にある若い命」
それぞれのステージを知ることで、釣りの楽しみもより深まります。
まとめ
・アオリイカの寿命は 1年未満 と非常に短い。
・卵から孵化し、急成長して、繁殖を終えると一生を終える。
・短命であるからこそ身に旨味が凝縮され、「イカの王様」と呼ばれる美味しさを持つ。
👉 釣り人にとっても食卓にとっても、アオリイカは「短命王の贈り物」。
その命に感謝しながら、釣りと食を楽しみたいものです。

