ヤエン釣りといえば、アオリイカを活きアジで狙う人気の釣法。
しかし実際には「イカのはずがウツボだった」という経験をした釣り人も少なくありません。
ではなぜ、ヤエン釣りではウツボがよく掛かるのでしょうか?
その理由を、生態学・釣り人目線・回避策の観点から解説します。
① ウツボがヤエンに掛かる理由
1. 活きアジが大好物
・ウツボは肉食性が強く、小魚や甲殻類を捕食する。
・特に弱ったアジや動きの鈍いアジは、岩陰から飛び出して丸飲みする格好の獲物。
・ヤエン釣りの仕掛けはまさに「活きアジをウツボの目の前に届ける」形になる。
2. 夜行性の捕食者
・アオリイカと同じく、ウツボも夜行性。
・夕マヅメから夜釣りの時間帯は、ウツボが積極的にエサを探す。
・そのため「イカ狙いの時間帯=ウツボも活発な時間帯」と重なってしまう。
3. 岩礁帯に多い生息環境
・ウツボは岩礁や堤防の隙間に潜む習性を持つ。
・アオリイカも同じく磯場や堤防周りに多いため、ポイントが被る。
・結果的に、ヤエン仕掛けを投入するとウツボが食いつきやすい。
② なぜウツボのヒットが多いのか?(釣り人目線)
・アオリイカよりも先にアジを襲うため。
・イカは慎重に抱くが、ウツボは一撃で噛みつく。
・アジが急に暴れたり、仕掛けが岩の方へ強引に引っ張られると高確率でウツボ。
👉 特に「仕掛けが重く、引きが鈍重で首を振るような感覚」があればウツボの可能性大。
③ ウツボを避ける方法
-
仕掛けを岩場から離す
・底ベタではなく、中層を意識してアジを泳がせる。
・浮力を持たせ、岩穴に潜られないようにする。 -
エサのチェックを早めに
・アジが暴れたらすぐ確認。
・イカの場合はしっかり抱え込むが、ウツボはかじり取る。 -
釣り場を選ぶ
・ウツボの多いポイントは仕掛けを変える。
・港内や砂地寄りではイカが多く、ウツボは少ない傾向。
④ ウツボが釣れたときの対処
・針を外すのは危険。歯が鋭く、咬まれると大怪我の恐れ。
・無理せずハリスを切るか、専用のプライヤーで安全にリリース。
・食用にする場合は唐揚げや鍋にすると美味しいが、下処理が大変。
⑤ まとめ
-
ヤエン釣りでウツボがよく釣れるのは、 生息域・活動時間・好物がアオリイカと重なるため。
-
特に夜の岩礁帯は「イカより先にウツボが食う」ケースが多発。
-
避けるには、中層を狙う・早めの仕掛け回収・ポイント選びが重要。
✅ 結論:ヤエン釣りでウツボがよく掛かるのは「環境と習性がアオリイカとそっくりだから」。
釣り人にとっては外道扱いされやすいですが、実は高級食材としても知られる存在です。


