カマス徹底解説|回遊魚なのか?寿命・特徴・定番魚として愛される理由を釣り人視点で解説【完全保存版】

カマスは、日本の堤防釣りや家庭の食卓に欠かせない魚のひとつです。

干物の定番でありながら、釣り人にとっては「群れに当たれば爆釣」「鋭い歯で仕掛けを切られる」というスリルも魅力。

本記事では以下のテーマを網羅的に解説します。

・カマスは回遊魚なのか?
・寿命や生態の特徴
・歯が鋭い理由
・干物として定番化した背景
・アカカマスとヤマトカマスの違い
・「1匹いれば1000匹いる」と言われる群れの実態
・堤防釣りで人気の理由
・釣り方別攻略(ルアー・餌釣り・夜釣り)
・市場流通と食文化
・食味比較(干物・刺身・塩焼き)


カマスは回遊魚?沿岸を移動する習性

カマスは 沿岸を群れで回遊する魚 です。
ただしブリやマグロのような大回遊型ではなく、沿岸の浅場⇔深場を季節で移動 するタイプ。

・春:小型の群れが漁港周りに接岸
・夏:浅場で小魚を追い回す
・秋:大型群れになり、堤防からも釣果が爆発
・冬:水温低下とともに深場へ落ちて越冬

つまり 「中規模回遊魚」 と表現するのが正確です。


カマスの寿命と成長スピード

カマスの寿命は 4〜5年程度
成長スピードは早く、資源量も安定しています。

・1年目:15〜20cm(幼魚)
・2年目:25〜30cm(漁港でよく釣れるサイズ)
・3〜4年目:40cm級(通称「尺カマス」)
・最大サイズ:50cm超え(「トロカマス」とも呼ばれる)

寿命は短いものの「短期間で大きく育ち漁獲される」ため、資源として持続しやすいのが特徴。


歯が鋭い理由

カマスの武器は「鋭い歯」。
その役割は、小魚を一撃で切り裂いて捕食するためです。

・主食はカタクチイワシ、シラス、アジの幼魚
・群れで追い込み、一気に切り裂く
・釣りではハリスを切られるトラブルも頻発

釣り人は仕掛けに ワイヤーリーダーや太めのフロロカーボン を使うことで対策できます。


干物で定番魚になった理由

カマスは古くから干物として親しまれてきました。

・適度な脂 → 干すことで旨味が凝縮
・小骨が少なく、子どもから大人まで食べやすい
・安定した漁獲量 → 大衆魚として定着

特にアカカマスの干物は「料亭の味」と呼ばれるほど評価が高く、贈答品としても人気です。


アカカマスとヤマトカマスの違い

市場に出回るカマスは主に2種類。

アカカマス(高級魚)

・体色が赤みを帯びる
・脂が多く濃厚な旨味
・干物・塩焼きで絶品
・高級旅館や料亭で提供

ヤマトカマス(大衆魚)

・銀白色で脂は控えめ
・あっさりした味わい
・庶民の定番、スーパーに多い
・価格はリーズナブル


「1匹いれば1000匹いる」群れの実態

カマスは群れで行動します。
そのため「1匹釣れれば群れごと来ている」とされます。

・実際の群れは数百〜数千匹規模
・群れが接岸すれば爆釣、いなければボウズ
・漁師にとっては「群れを見つける」ことが最大の仕事

釣り人にとっては 群れの回遊に当たるかどうかが釣果の全て と言っても過言ではありません。


堤防釣りで人気の理由

カマスは堤防で大人気ターゲットです。

・群れに当たれば初心者でも入れ食い
・引きが強く、スリリング
・小型ルアー・サビキ・カゴ釣りで手軽に狙える
・食味が抜群で家族に喜ばれる

特に秋のシーズンは「堤防カマス祭り」と呼ばれるほど、各地で釣果が賑わいます。


釣り方別攻略編

ルアー釣り

・小型ミノー、メタルジグ、ワームが有効
・表層をリトリーブ → カマスの回遊レンジに合わせる
・夜明けや夕まずめは高確率でヒット

餌釣り

・サビキ仕掛け → 群れに当たれば数十匹単位で釣れる
・カゴ釣り → オキアミを撒いて群れを足止め
・小魚をエサにした泳がせ釣り → 良型が狙える

夜釣り

・カマスは夜行性傾向が強い
・漁港の常夜灯周りは好ポイント
・夜釣り専用ルアー(ケイムラカラーなど)が効果大


市場流通と食文化

カマスは漁獲量が安定しており、スーパーでもよく見かける魚。
特に 干物・開き としての流通量が圧倒的に多いです。

・アカカマス:高級ブランド、料亭向け
・ヤマトカマス:スーパーの大衆干物

さらに漁港周辺では「焼きカマス」「カマス寿司」など地域色豊かな料理法も広がっています。


食味比較

カマスは調理法によって味が大きく変化します。

・干物:旨味が凝縮し、最もポピュラー
・塩焼き:ふっくら柔らかく、脂が香ばしい
・刺身:鮮度が良ければ可能だが、身が柔らかいため扱い注意
・フライ:クセが少なく子どもに人気

中でも干物は「日本の朝食に欠かせない存在」として定着しました。


カマスが定番魚であり続ける理由

最後に、カマスが定番魚と呼ばれる理由を整理します。

  1. 沿岸回遊で漁獲が安定

  2. 成長が早く寿命も短いため資源が持続しやすい

  3. 干物文化との相性が抜群

  4. 高級魚(アカカマス)と大衆魚(ヤマトカマス)の両面展開

  5. 群れで釣れるため、釣りターゲットとしても魅力的

まさに 「釣って楽しい・食べて美味しい・買って手軽」三拍子揃った魚 です。


まとめ

カマスは日本の食文化と釣り文化の両方に根付いた定番魚です。

・回遊性を持ちつつ沿岸寄りに群れる
・寿命4〜5年と短いが成長は早い
・鋭い歯で小魚を捕食する肉食魚
・干物で人気、塩焼きや刺身も可能
・アカカマスは高級魚、ヤマトカマスは大衆魚
・群れ釣りで堤防釣りの人気ターゲット
・漁獲が安定し、古くから家庭の食卓に浸透

だからこそカマスは「定番魚」として、今も昔も多くの人に愛され続けているのです。

地域別カマス釣り場ガイド

【関東エリア】

東京湾・三浦半島

・東京湾奥では夏〜秋にかけて群れが接岸。
・堤防や運河周辺で夜のルアー釣りが人気。
・三浦半島の漁港(城ヶ島・三崎)でも秋に数釣り可能。

外房(千葉県)

・勝浦や鴨川の漁港はカマスの名所。
・夜釣りの常夜灯周りでルアーを投げると連発も。


【東海エリア】

静岡県・伊豆半島

・西伊豆の漁港は秋カマスの人気スポット。
・下田・松崎・戸田港では、堤防から良型が狙える。
・夜釣り+ミノー系ルアーが鉄板。

愛知県・三重県

・知多半島〜伊勢湾で夏〜秋に回遊。
・三重の紀北町や尾鷲港も実績場。


【北陸・関西エリア】

福井・石川

・敦賀湾や小浜湾はカマス釣りの名所。
・朝まずめ、漁港外向きの堤防でルアーが効く。

大阪湾・和歌山

・堺港・泉大津・貝塚人工島は関西屈指のカマス釣り場。
・和歌山南部(田辺・みなべ・白浜)では秋の群れ釣りが大人気。
・夜の常夜灯周りでは「入れ食いタイム」が発生することも。


【四国エリア】

高知・愛媛

・黒潮の影響でカマスが豊富。
・宇和島・佐田岬半島は実績多数。
・地元では「炙りカマス」が郷土料理。

徳島・香川

・鳴門海峡〜小豆島周辺で秋に大群が接岸。
・特に夜の漁港周りで数釣り可能。


【九州エリア】

長崎・大分

・長崎県平戸・五島列島はカマスの楽園。
・大分県の別府湾や佐伯湾も人気。
・ルアー釣りだけでなく延縄漁でも狙われる。

鹿児島・宮崎

・錦江湾や日南市の漁港は好ポイント。
・黒潮が近いため大型も混じる。


【沖縄エリア】

・沖縄では「カマスバー」と呼ばれ親しまれる。
・リーフエッジや港湾でルアーに高反応。
・刺身・天ぷら・唐揚げと食文化も多彩。


カマス釣りのベストシーズン

春〜初夏:小型中心、数は少ない
秋(9〜11月):大型群れが接岸、数釣りピーク
:深場に落ちるため船釣りで狙うのが主流

特に「秋のカマス」は釣りやすく、堤防・港湾で爆釣が狙えるシーズンです。


まとめ:カマスは日本人の生活に根付いた万能魚

ここまで解説してきた通り、カマスは…

・沿岸を回遊する中規模回遊魚
・寿命は4〜5年、成長が早い
・鋭い歯で小魚を捕食する肉食魚
・干物文化に深く浸透し、定番魚に
・アカカマス(高級魚)とヤマトカマス(大衆魚)で棲み分け
・「1匹いれば1000匹いる」と言われる群れ行動
・堤防釣りで初心者から上級者まで人気
・地域ごとに有名な釣り場が多数存在

まさに 「釣って楽しい・食べて美味しい・買って安い」三拍子揃った魚 です。

日本全国で愛されるカマスは、これからも釣り人と食卓をつなぐ「定番魚」として輝き続けるでしょう。

カマス、沿岸を回遊する中規模回遊魚・寿命は4〜5年、成長が早い・鋭い歯で小魚を捕食する肉食魚・干物文化に深く浸透し、定番魚に。釣太郎

 

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