イカ墨料理といえば「イカ墨パスタ」「イカ墨リゾット」などが有名です。
しかし、実際にどのイカが一番多くの墨を持っているかご存知でしょうか。
今回は、釣り人・料理人双方の目線から「イカ墨を多く持つイカの種類ランキング」を紹介します。
1位:モンゴウイカ(コウイカ類)
・体長:30〜40cm前後
・墨袋容量:非常に大きく、数十グラム単位の墨を保持
モンゴウイカ(コウイカ類)は「イカ墨料理向きの王様」と呼ばれるほど、豊富な墨を持っています。
アオリイカと比べて体のサイズの割に墨袋が大きく、一度にドバッと濃厚な墨を吐き出すのが特徴です。
イタリア料理やスペイン料理の「イカ墨パスタ」「イカ墨パエリア」では、このモンゴウイカの墨がよく使われています。
濃厚でコクのある味わいは、ソースに深みを与え、料理を一段上の高級感に仕上げてくれます。
2位:アオリイカ
・体長:最大50cm以上
・墨袋容量:モンゴウイカよりは少ないが上品な墨を持つ
「イカの王様」と呼ばれるアオリイカは、身の美味しさだけでなく、墨の質にも定評があります。
墨量はモンゴウイカに比べれば控えめですが、粘りが少なく、サラリとした上品な墨質を持っています。
和食においては、アオリイカの墨が繊細な料理に適しており、雑味の少ない味わいを楽しめるのが魅力です。
500gサイズのアオリイカで約5〜10gの墨がとれ、パスタ1人前にちょうど良い量になります。
3位:ヤリイカ
・体長:20〜40cm
・墨袋容量:少なめ
ヤリイカは透明感のある身が人気ですが、墨量はあまり多くありません。
ただしクセが少ないため、墨料理に使うと色味は薄いものの、さっぱりとした仕上がりになります。
墨を料理目的でとるなら、モンゴウイカやアオリイカの方が適しています。
4位:スルメイカ(マイカ)
・体長:20〜30cm
・墨袋容量:少量
日本で最も流通量が多いスルメイカですが、墨量は控えめです。
料理に使える量はごく少なく、市販の「イカ墨ペースト」ではほとんど利用されません。
イカ墨量のランキングまとめ
1位:モンゴウイカ(大量・濃厚で料理向き)
2位:アオリイカ(量は中程度・上品な味わい)
3位:ヤリイカ(少量・クセがなく軽い)
4位:スルメイカ(ごく少量・料理向きではない)
料理人・釣り人へのアドバイス
・本格的なイカ墨パスタを作りたい → モンゴウイカの墨がおすすめ
・和食や繊細な料理に使いたい → アオリイカの墨がベスト
・家庭で手軽に試したい → 釣ったアオリイカからとった墨を利用
まとめ
イカ墨の量と質は、イカの種類によって大きく異なります。
料理の目的に応じて「モンゴウイカ=濃厚」「アオリイカ=上品」と使い分けるのが賢い選択です。
イカ墨は単なる「黒い色付け」ではなく、旨味とコクを与える大切な食材。
次にイカを釣ったときは、身だけでなく墨も活用して、家庭で本格イタリアンや和風料理に挑戦してみてはいかがでしょうか。


