アオリイカは高級食材として人気があり、寿司屋や料亭では欠かせない存在です。
釣り人にとっても憧れのターゲットであり、エギングやヤエン釣りなどで狙う人が後を絶ちません。
しかし、せっかく釣り上げたアオリイカも 保存方法を間違えると味が劣化してしまう ことをご存知でしょうか。
特に注意すべきなのが 「真水に弱い」という性質 です。
この記事では、アオリイカが真水に弱い理由と、釣った後に最適な保存方法である「海水氷」について詳しく解説します。
アオリイカが真水に弱い理由
アオリイカは海の生き物であり、その体は海水に適応しています。
表面はデリケートな粘膜で覆われており、塩分濃度が崩れるとすぐにダメージを受けてしまいます。
真水に触れるとどうなるのか?
・浸透圧の影響で細胞内に水分が流れ込み、組織が膨張してしまう
・体表の粘膜が傷み、透明感のある美しい身が白く濁る
・急激に弱り、鮮度保持が難しくなる
つまり、釣った直後に真水氷(家庭用の氷が溶けた水)に触れさせると、せっかくのアオリイカの旨味が失われてしまうのです。
真水氷と海水氷の違い
真水氷
家庭用冷蔵庫で作られる一般的な氷。
溶けると真水になり、アオリイカに大きなダメージを与える。
一見冷やせているようで、実は味の劣化を早める落とし穴。
海水氷
釣り場の海水をクーラーボックスに入れ、そこに氷を加えて作る冷却方法。
海水の塩分濃度を維持しつつ、効率的に冷却できる。
アオリイカの体にとって自然な環境に近いため、ストレスや劣化を最小限に抑えられる。
海水氷のメリット
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鮮度保持力が高い
真水では弱るアオリイカも、海水氷なら自然に近い環境で冷やせるため長持ちする。 -
透明感をキープできる
アオリイカ特有の透き通った身を保ち、刺身にしたときの美しさが段違い。 -
食感と甘みが維持される
身が白濁せず、コリコリとした食感や甘みが残る。 -
どの魚にも使える万能保存法
イカだけでなく、アジやサバ、グレなど多くの魚の鮮度保持にも効果的。
釣ったアオリイカの正しい保存手順
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釣り上げたらすぐに締める
神経締めや即締めを行い、余計な暴れや墨吐きを防ぐ。 -
クーラーボックスに海水を入れる
釣り場の海水をそのまま利用。 -
氷を入れて海水氷を作る
ブロック氷や「海水を凍らせた海水氷」を入れると効果的。 -
直接真水に触れさせない
イカをビニール袋に入れてから海水氷に漬けるのもおすすめ。 -
持ち帰ったら速やかに冷蔵保存
当日食べるならそのまま刺身で。翌日以降なら冷凍保存も検討する。
味の劣化を防ぐ知識は釣り人の必須スキル
釣ったアオリイカをどう保存するかは、釣り人の腕の見せ所でもあります。
真水に弱いという知識を持っているかどうかで、 「美味しい刺身になるか、残念な料理になるか」 が決まります。
特にエギングで釣れたアオリイカは、身が厚く刺身で食べると最高です。
しかし保存方法を誤ると、せっかくの高級魚が台無しになってしまうのです。
まとめ|アオリイカ保存の鉄則は「海水氷」
・アオリイカは真水に触れるとすぐに弱り、鮮度と味が落ちる
・保存には必ず「海水氷」を使用する
・真水氷はNG、海水氷はOK
・釣り人にとって必須の知識であり、味の劣化防止に直結する


