エギング(アオリイカ釣り)で、初心者からベテランまで誰もが一度は悩むテーマが「エギの色選び」です。
釣具店に行けば、赤・ピンク・オレンジ・青・緑・金・銀…と、数えきれないほどのカラーが並んでいます。
しかし一方で、**「アオリイカは色盲で色が見えていない」**という説も広く知られています。
それならば「カラーは関係ないのでは?」と疑問に思う方も多いでしょう。
この記事では、アオリイカの視覚の仕組みと、なぜエギに色が必要なのかを、AIが科学的に解説します。
① アオリイカは本当に「色盲」なのか?
結論から言うと、アオリイカは人間のように色を識別する能力を持っていません。
彼らの目には「色を感じ取る錐体細胞」がなく、モノクロに近い世界を見ていると考えられています。
つまり、赤・青・緑といった「色そのもの」を区別することはできないのです。
② それでもエギの色が関係する理由
ではなぜ、エギには無数のカラーバリエーションがあるのでしょうか?
その答えは「光」と「コントラスト」にあります。
1. 光の反射・吸収の違い
色によって光の反射率や透過率が異なるため、水中での見え方が変わるのです。
・ピンクやオレンジ → 明るい水中で目立ちやすい
・青や緑 → 澄んだ海で自然に溶け込む
・赤や紫 → 深場や濁り潮でシルエットが強調される
アオリイカは色そのものを識別できなくても、光の「明暗差」や「反射の強弱」は敏感に感じ取ることができます。
2. 背景とのコントラスト
アオリイカは待ち伏せ型の捕食者で、周囲の環境と対象物のコントラスト差を見分ける能力に優れています。
例えば、砂地では暗めのカラーが目立ち、岩礁帯では明るいカラーが浮き立ちます。
つまり「カラー選び」とは、アオリイカにとって獲物(小魚やエビ)が水中でどのように映るかを調整する行為なのです。
3. 紫外線(UV発光)の影響
近年の研究では、アオリイカは紫外線(UV光)を感知できる可能性があるとされています。
一部のエギにはUV発光加工が施されており、これが夜間や深場で効果を発揮することがあります。
③ 実釣でのカラー選びの基本
エギングでよく使われるカラーとシーンを整理すると、次のようになります。
| カラー | 適した状況 | 特徴 |
|---|---|---|
| ピンク・オレンジ | 晴天・澄潮 | 明るく目立ちやすい |
| 青・緑 | 澄んだ海 | 自然に溶け込み違和感を与えない |
| 赤・紫 | 濁り潮・朝夕マヅメ | シルエットが強調されアピール力大 |
| 金・銀ホロ | 太陽光が強い日 | 光を反射してフラッシング効果 |
| ケイムラ(UV) | 夜・深場 | 紫外線で発光し存在感UP |
④ 色選びよりも重要なこと
カラーは確かに釣果を左右しますが、実は**最優先すべきは「タナ(水深)」と「アクション」**です。
・アオリイカがいる層にエギを入れること
・自然なダートやフォールを意識すること
これらができて初めて、カラーの違いが効果を発揮します。
つまり、色選びは「最終調整」の要素と言えるでしょう。
⑤ まとめ
・アオリイカは色を識別できない「色盲」だが、光の反射や明暗差を敏感に感じ取る
・エギの色は「環境とのコントラスト」を作るために重要
・実釣では水の透明度や天候によって最適なカラーが変わる
・ただし、色以上に「タナ」と「アクション」が釣果を左右する
エギングにおける色選びは、決して無意味ではありません。
むしろ「どんな状況で、どの色を選ぶか」を考えることが、釣りの奥深さそのものなのです。


