釣り人にとって、ブリ・ハマチ・カンパチ・ヒラマサといった青物は憧れのターゲットです。
強烈な引きと群れでの回遊性から、「一瞬のタイミングを逃せば釣れない魚」とも言われています。
特に和歌山・南紀エリアでは、青物狙いで毎年多くの釣り人が訪れますが、その釣果は「回遊次第」。
本記事では、2025年の気象傾向・黒潮の流れ・ベイトの動きなどを踏まえて、青物が釣れる時期とタイミングを徹底予測します。
また、釣り方・おすすめエリア・過去データとの比較も交え、実践的に解説します。
青物の基本生態と回遊パターン
1. 青物とは?
釣りで「青物」と呼ばれるのは、背中が青く銀色の体をした回遊魚の総称です。
代表的な種類は以下の通り。
・ブリ(ハマチ・メジロ・イナダなど出世魚名あり)
・カンパチ(ショゴ〜シオと呼ばれる小型サイズあり)
・ヒラマサ
・サワラ
・シイラ(夏場に多い)
これらは高い遊泳力を持ち、常にベイト(イワシ・アジ・サバ)を追って海を移動しています。
2. 季節ごとの回遊パターン
青物の行動は「水温」「潮流」「ベイトの動き」で決まります。
春(3月〜5月)
・黒潮にのって北上開始
・小型のハマチやメジロが先行して接岸
・紀南エリアでは春イカと並んで釣果が出やすい時期
夏(6月〜8月)
・水温上昇で沖寄りへ移動
・シイラなど夏の回遊魚も混ざる
・堤防よりも沖合・船釣りに分がある
秋(9月〜11月)
・最盛期
・水温22℃〜24℃で大型ブリ・カンパチ接岸
・ナブラ多発でショアジギングの好シーズン
冬(12月〜2月)
・「寒ブリシーズン」
・日本海や太平洋沿岸で脂の乗ったブリが釣れる
・南紀エリアは数が減るが、大物が狙える
2025年の気象と回遊予測
気象庁の長期予報によると、2025年は黒潮大蛇行が継続する可能性が高いとされています。
黒潮大蛇行とは、黒潮が紀伊半島沖を大きく外れて蛇行する現象で、これにより紀南沿岸の潮流や水温が大きく影響を受けます。
影響ポイント
・ベイトが接岸しやすく、青物の接岸率アップ
・秋は大型ブリ・カンパチの群れが岸寄りに回遊
・春の回遊はやや遅れ気味になる可能性
つまり2025年は、秋が特にチャンスの年になる予測です。
青物が釣れるタイミングを科学的に分析
青物は「いつ・どこで釣るか」がすべてです。
1. 潮変わり
満潮・干潮の前後1時間は、潮流が大きく変化するタイミング。
このときベイトの動きが活発化し、青物の捕食スイッチが入ります。
2. 朝マズメ
夜明けから1時間は、青物が最も活発に動く時間帯。
特に秋は「朝マズメ=爆釣チャンス」の法則が成り立ちます。
3. 夕マズメ
日没前後も同様に活性が上がります。
秋のブリは「夕まずめ1発勝負」になることが多いです。
4. 北西風
紀南エリア特有のポイントですが、北西風8m以上の日はブリ釣果がアップします。
理由は、沖の潮が岸に押されベイトが寄るためです。
青物回遊予測カレンダー(2025年版)
| 月 | 釣れる可能性 | 主な魚種 | ポイント | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 3〜4月 | ○ | ハマチ・メジロ | 白浜・串本 | 例年より遅め予測 |
| 5月 | ◎ | ハマチ・ブリ | すさみ・串本 | ベイト接岸タイミング |
| 6〜7月 | △ | ハマチ・シオ | 沖寄り中心 | 船釣り有利 |
| 8月 | ○ | ハマチ・シオ・シイラ | 表層ナブラ | ショアジギング可 |
| 9月 | ◎ | メジロ・ブリ | 串本・すさみ | 朝マズメ勝負 |
| 10〜11月 | ◎ | ブリ・カンパチ | 白浜・すさみ・串本 | 最盛期 |
| 12〜1月 | ◎ | 寒ブリ | 日本海側中心 | 脂ノリ最高 |
| 2月 | △ | 深場ブリ | 串本沖 | 数は少なめ |
2025年おすすめの釣り方
ショアジギング
・メタルジグ40〜60gを広範囲にキャスト
・秋のナブラ打ちに最適
トップウォーターゲーム
・ペンシル・ポッパーで表層を狙う
・夏のシイラ混じりに強い
カゴ釣り
・堤防からの定番スタイル
・アジやサバが回れば青物もヒット
泳がせ釣り(活アジ)
・大型青物狙いの本命釣法
・ヤエンやウキ泳がせ仕掛けが有効
南紀エリア別・青物狙いおすすめスポット
みなべエリア
・堤防が多く初心者向け
・ハマチ・アオリイカとのリレー釣り可
白浜エリア
・磯がメインフィールド
・北西風強風時に青物の確率UP
・ブリ・ヒラマサ実績多数
すさみエリア
・渡船利用の磯釣りが人気
・9〜11月はブリラッシュ
・大型カンパチの実績あり
串本エリア
・沖磯は青物の聖地
・潮通し抜群でヒラマサ・カンパチ好実績
・初心者より中級者以上向け
まとめ
2025年の青物回遊は、黒潮大蛇行の影響で秋シーズンが最大のチャンス。
春はやや遅れ気味ですが、夏〜秋にかけて堤防・磯での接岸が増え、冬は寒ブリシーズンに突入します。
釣行のポイントは以下の3つ。
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朝マズメと夕マズメを逃さない
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潮変わりを意識する
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北西風の日を狙う(紀南特有の条件)
この条件を押さえれば、2025年も青物との出会いが大きく広がるでしょう。
「一瞬のチャンスをものにできるかどうか」が、釣果を左右します。


