ガシラ(カサゴ)は卵胎生!ふ化と稚魚の生態を徹底解説

堤防釣りや磯釣りで人気の「ガシラ(関西名)」、標準和名は カサゴ(Scorpaenodes spp.)

実はこの魚、数ある海水魚の中でも珍しい「卵胎生(らんたいせい)」の魚です。

卵を産むのではなく、体内でふ化させ、泳げる状態の稚魚を産むという特殊な繁殖方法を持っています。

この記事では

・卵胎生という仕組みの特徴
・ガシラのふ化から稚魚期の生態
・釣り人にとって知っておきたい生態学的ポイント

をSEOを意識しながら詳しく解説します。


ガシラは卵胎生 ― 稚魚を産む魚

一般的な魚は「産卵 → 卵 → ふ化 → 稚魚 → 成魚」という流れをたどります。
しかしガシラは 卵を海中にばらまくのではなく、体内でふ化させてから産む のです。

卵胎生のメリット

・卵が外敵に食べられるリスクを大幅に減らせる
・ふ化直後から自力で泳げるため、生存率が高い
・岩礁帯やテトラの隙間などで、すぐに身を隠すことが可能

このため、ガシラは **同じ根(岩礁)に定着しやすい「根魚(ねうお)」**として知られています。


稚魚のふ化と生態

出産の時期

ガシラの出産期は冬から春にかけて。
親魚は10cm以上になると繁殖に参加でき、産み落とす稚魚は数千匹にも及ぶことがあります。

稚魚の特徴

・体長は数mm程度だが、すでに自力で遊泳可能
・海底近くでプランクトンや小さな甲殻類を捕食
・岩礁帯やテトラポッドの隙間に潜み、外敵から身を守る

成長過程

・1年で約10cm前後まで成長
・寿命は5〜6年程度だが、環境が良ければ10年近く生きる個体もいる
・一生を通じて大きな回遊はせず、ほぼ同じ根にとどまる


なぜ根付き魚と呼ばれるのか?

ガシラは **「動かない魚」**とも言われます。
他の魚が季節ごとに回遊するのに対し、ガシラは基本的に同じ場所で一生を過ごします。

理由

・岩礁帯に豊富なエサ(小魚、エビ、カニ類)がある
・鋭い棘(とげ)と擬態能力で外敵から身を守れる
・卵胎生で繁殖成功率が高く、その場所で子孫を残せる


釣り人目線で見る卵胎生の影響

ポイント選び

ガシラは移動が少ないため、一度釣れたポイントは「溜まり場」である可能性大。
同じ場所で連続して釣果が上がるのは、この習性のおかげです。

サイズのバラつき

卵胎生で生まれた稚魚が、同じ岩場で成長していくため、同じポイントでも
・小型〜中型サイズが混じる
・たまに長年居ついた大型がヒットする
という状況になります。

保護の視点

産卵(出産)期の冬〜春は抱卵個体も多く、乱獲は資源減少に直結します。

小型はリリースするなど、持続的な釣りを意識することが重要です。


まとめ

・ガシラ(カサゴ)は「卵胎生」という珍しい繁殖方法を持つ魚。

・体内で卵をふ化させ、稚魚を産むため、生存率が高い。

・稚魚は岩礁帯に隠れながら成長し、一生を同じ場所で過ごす「根付き魚」。

・釣りでは一度見つけたポイントが狙い目で、資源保護のため小型リリースが推奨される。

ガシラの卵胎生という生態を知っておくと、釣りの効率アップにもつながり、さらに自然への理解も深まります。

今後の釣行では「卵胎生の根付き魚」という視点を持ちながら楽しんでみてください。

 

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