海の魚たちは、ただバラバラに泳いでいるわけではありません。
実は多くの魚種は**「海面」「中層」「海底」**という3つの層に分かれて生活しています。
この生息層の違いを理解することは、釣り人にとって大きな武器。
「狙う魚がどの層にいるか」を把握しておけば、仕掛けのタナ(深さ)や釣り方の選択を誤らずに済み、釣果アップにつながります。
さらに一部の魚は、層を限定せず縦横無尽に移動する習性を持ち、状況次第でどこにでも現れるのが特徴です。
今回は、海の3つの層ごとの魚の特徴と、縦横無尽に泳ぐ魚について解説します。
① 海面に棲む魚の特徴
海の一番上、太陽の光が届く浅い層に棲む魚たち。
特徴
・光を利用して群れを作りやすい
・小魚が多く、回遊魚の群れが見えることもある
・カモメなど海鳥に狙われやすい
代表魚種
・イワシ
・トビウオ
・サヨリ
・メッキ(ロウニンアジの若魚)
👉 釣り方のポイント:
サビキ釣りや表層系ルアー(ミノー、ポッパー)が有効。
堤防際や潮目に小魚の群れがいればチャンス。
② 中層に棲む魚の特徴
水深の真ん中あたりを回遊する魚たち。
もっとも種類が豊富で、釣りのメインターゲットになることが多い層です。
特徴
・プランクトンや小魚を追って移動する
・潮の流れを利用して回遊する魚が多い
・群れを作り、群れ待ちの釣りになることが多い
代表魚種
・アジ
・サバ
・ブリ族(ハマチ、メジロなど)
・カツオ
👉 釣り方のポイント:
カゴ釣り、ショアジギング、泳がせ釣りが効果的。
「タナ取り」が非常に重要で、群れの層を外すと釣れない。
③ 海底に棲む魚の特徴
海の底付近で生活する魚たち。
岩礁や砂地に隠れながら生活し、縄張りを持つ種類も多いです。
特徴
・居着き(根魚)が多い
・海底の岩や砂に擬態する魚もいる
・捕食は待ち伏せ型が多い
代表魚種
・カサゴ(ガシラ)
・アイナメ
・ヒラメ
・マゴチ
・クロダイ
👉 釣り方のポイント:
胴突き仕掛け、ブラクリ、ワーム、ルアーの底取りが有効。
根掛かりリスクと隣り合わせの釣りになる。
縦横無尽に泳ぐ魚とは?
通常は「海面・中層・海底」と住み分けが見られますが、一部の魚は縦横無尽に移動し、どの層にも現れるのが特徴です。
代表魚種
・アオリイカ → 海底付近で待ち伏せするが、ベイトを追って中層や表層にも出る
・シーバス(スズキ) → 場所や時間帯によって表層〜底層まで動く
・タチウオ → 昼は深場、夜は表層付近まで上がる
・青物(ブリ・カンパチなど) → 小魚を追って海面から海底まで動き回る
👉 ポイント:
縦横無尽に動く魚は「ベイト(エサ魚)の位置」によって狙う層が変わるため、状況判断がカギとなります。
まとめ
魚は大きく「海面・中層・海底」の3つの層に分かれて生活しています。
・海面:イワシ、サヨリ、トビウオなど小型の回遊魚
・中層:アジ、サバ、ブリ、カツオなど青物のメインターゲット
・海底:カサゴ、ヒラメ、クロダイなど根魚・底物系
さらに、アオリイカ・シーバス・タチウオ・青物の一部は縦横無尽に層を行き来するため、ベイトや時間帯を意識して狙う必要があります。
この「魚の層」を理解することは、仕掛けやルアー選択、タナ取りに直結し、釣果アップの大きなカギとなります。


