1. ヒラスズキとは?
・ヒラスズキ(スズキ科)は、磯場や外洋に面した荒波のエリアを好む回遊魚。
・通常のマルスズキより体高があり、銀白色で筋肉質。
・日本では九州南部〜関東南部の外洋沿いで多く見られる。
・最大で80cm〜90cm級に成長する大型魚で、磯釣り師やルアーマンにとって憧れのターゲット。
2. サラシとは?
・波が岩に当たって砕け、白く泡立った水面を指す。
・波の衝撃で水中がかき乱され、視界が悪くなる。
・小魚や甲殻類が波に巻き上げられ、捕食魚が狙いやすくなる状況を作る。
3. なぜヒラスズキはサラシに潜むのか?
① 身を隠せる
サラシは視界を白く覆うため、ヒラスズキは外敵や釣り人の存在を察知しにくくなる。
そのため、普段は警戒心が強いヒラスズキも大胆に餌を追う。
② 餌が集まる
波で打ち寄せられたベイト(イワシ・キビナゴ・カタクチイワシなど)が流れ込み、ヒラスズキの格好の食卓になる。
③ 捕食効率が高まる
サラシの中ではベイトの動きが乱れるため、俊敏なヒラスズキが圧倒的に有利。
4. サラシの見極め方
| 状況 | 釣果期待度 | ポイント |
|---|---|---|
| 適度なウネリ+風波 | ◎ | サラシが広がり、ベイトが流されやすい |
| ベタ凪 | × | サラシがなく、警戒心が高くなる |
| 大荒れ | △ | 安全確保が困難。釣りは控える |
| 小雨〜曇天 | ◎ | 光量が抑えられ、魚の警戒心が薄れる |
5. 実釣テクニック
① ポイントの狙い方
・サラシの真っ白な部分だけでなく、切れ目やヨレも攻める。
・サラシの奥にヒラスズキが待ち伏せている場合が多い。
② ルアー選択
・フローティングミノー:水面直下を引きやすく、サラシの中でアピール抜群。
・シンキングペンシル:飛距離が出やすく、広範囲を探れる。
・トップウォーター:活性が高いときに有効。
③ アクション
・基本はスローリトリーブで流れに乗せる。
・波のタイミングに合わせてルアーを送り込む。
・巻きすぎず、流されるまま漂わせるイメージ。
6. 安全対策(必須)
ヒラスズキ釣りは、危険と隣り合わせの釣りです。
毎年、強風・高波による事故が発生しています。
装備必須
・磯靴(スパイクシューズ)
・ライフジャケット(腰巻きではなく肩掛け推奨)
・グローブ
・安全ロープや命綱
天候判断
・波高2m以上は初心者は避ける
・風速10m以上は釣行を見送る
・天気アプリで風向と潮位を事前確認
7. まとめ
ヒラスズキは「サラシに潜む捕食者」。
このサラシをどう見極め、どう攻めるかが釣果の鍵です。
サラシが広がるタイミングを狙い、ルアーを自然に漂わせることでヒラスズキとの出会いは一気に近づきます。
ただし、安全対策は絶対に怠らないこと。
命あっての釣りです。

