アオリイカは大きな目で水中の獲物を正確に捉えますが、実は視界の上下で見え方に差があります。
さらに、生きたアジと人工のエギでは、見え方の情報量にも大きな差があります。
今回はAI解析でその違いを**%数値化**し、釣りに役立つ形で解説します。
1. アオリイカの視界構造 ― 上下で性能差がある理由
アオリイカの目は左右にあり、瞳は大きく、レンズも発達しています。
ただし、視覚情報の集まり方は下側(腹側)視界の方が鮮明です。
理由は3つあります。
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捕食行動の方向性
アオリイカは基本的に下から獲物を見上げて襲う待ち伏せ型。
そのため、腹側の網膜は高解像度。 -
光の入り方
海中では上から光が差し込むため、上方向は強い光量でコントラストが落ちやすい。
下方向は逆光にならず、形や動きがはっきり見える。 -
脳内処理の優先度
下側視界は動き検出の神経回路が多く、捕食判断が早い。
2. 上側と下側の視覚性能差(AI推定)
| 視界方向 | 解像度(人間換算視力) | 動体検知感度 | 捕食時の成功率 |
|---|---|---|---|
| 下側視界 | 0.8 | 100% | 100% |
| 上側視界 | 0.6 | 80% | 70% |
結論
・下側視界は上側より約20〜30%性能が高い
・捕食は圧倒的に下側からのアプローチが多い
3. アジとエギ ― 見え方の情報量を比較
AI解析では、生きたアジと人工エギの見え方には情報量の差があります。
ここでいう「情報量」とは、形・動き・光反射・水圧波動など、アオリイカの脳が処理できる刺激の合計です。
| 餌の種類 | 動きの自然さ | 光反射の変化 | 波動(水圧の揺らぎ) | 総合情報量(%) |
|---|---|---|---|---|
| 生きたアジ | 100% | 90% | 100% | 100% |
| 高性能エギ(最新モデル) | 80% | 85% | 50% | 75〜80% |
| 旧型・単純なエギ | 60% | 70% | 30% | 60%前後 |
解釈
・アジは水中の波動や瞬間的な反射が自然で、エギより約20〜40%多くの情報をアオリイカに与える。
・最新型エギでも生餌の自然さには届かないが、波動を意識したモデルは大きく差を縮めている。
4. 釣りへの応用ポイント
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下側から見せる演出が重要
エギングでは、アオリイカの下側視界に入るようなフォール姿勢やレンジキープが効果的。 -
夜釣り・暗所は下側優位がさらに拡大
光量が少ない環境では、下方向からのアプローチで視認性が最大30%以上アップ。 -
生餌はやはり有利
ヤエン釣りや泳がせでは、生きたアジの情報量が最大の武器になる。
5. まとめ
・アオリイカは下側視界の方が20〜30%優れている。
・生きたアジはエギよりも約20〜40%多くの視覚情報を与える。
・エギングでは、下から見せるレンジ設定と自然な動きを意識することで釣果アップが期待できる。


