■ アオリイカを釣ったら家庭用冷凍庫へ入れる人は多い
・釣ったその日に食べられない場合、家庭用冷凍庫で保存するのは一般的な方法です。
・ただし、冷凍は万能ではなく、保存期間を過ぎると旨味・食感・色合いが劣化します。
・特にアオリイカは身質が柔らかく、水分が多いため、冷凍劣化が比較的早い魚介類に分類されます。
■ 冷凍後「数日」ならほぼ品質に変化なし
・釣った当日、しっかりと処理(血抜き、内臓・墨袋除去、皮剥ぎ)をしてから冷凍すれば、3日程度はほぼ変わらない食感・味を保てます。
・この短期間冷凍は「食べる日が少し先」という場合に最適です。
・ポイントは急速冷凍に近い環境で早く凍らせること。
ラップで空気を抜き、金属トレイに乗せて冷凍庫に入れると、家庭用でも比較的早く凍結します。
■ 上限はどれくらい?
・家庭用冷凍庫(-18℃前後)で保存する場合の上限は約1か月が目安です。
・理由は以下の通りです。
-
冷凍焼け
時間が経つほど表面の水分が昇華し、パサつき・白濁化します。 -
旨味成分の減少
アオリイカ特有の甘味(グリシンやアラニン)が時間経過で酸化・分解します。 -
色合いの劣化
1か月を過ぎると身がやや黄ばみ、刺身にしたときに透明感がなくなります。
■ 冷凍期間ごとの品質変化(目安)
| 保存期間 | 品質 | 刺身適性 | 加熱調理適性 |
|---|---|---|---|
| 〜3日 | ほぼ変化なし | ◎ | ◎ |
| 〜2週間 | 若干旨味減少 | ○ | ◎ |
| 〜1か月 | 食感・色が少し低下 | △ | ◎ |
| 1か月以上 | 甘味減少・パサつき発生 | × | ○(煮物・炒め物) |
■ 長く保存したいなら「瞬間冷凍」か「真空パック」
・業務用の急速冷凍機や真空パック機を使えば、品質を2〜3か月維持することも可能。
・真空状態にすると冷凍焼けが防げるため、刺身で食べられる期間が延びます。
・ただし、家庭用冷凍庫のみでは難しいため、あくまで加熱用として使うのが無難です。
■ 冷凍保存のコツ
-
下処理をしっかり
内臓・墨袋・軟骨を取り除き、よく洗ってから水分を拭き取る。 -
空気を遮断
ラップで包み、さらにジップロックで二重密封。 -
できるだけ早く凍らせる
冷凍庫の急速モードや金属トレイを活用。 -
解凍は低温でゆっくり
冷蔵庫内で半日かけて解凍すると、ドリップの流出が少なく旨味を保てます。
■ まとめ
・アオリイカは冷凍3日以内なら味・食感ともにほぼ劣化なし。
・家庭用冷凍庫での保存上限は約1か月。
・それ以上は刺身用ではなく加熱調理向きと考えるのがベスト。


