
白浜で北風が吹くと気温が35℃まで上がる理由を徹底解説
白浜では、通常の夏場の最高気温は33℃前後に収まることが多いですが、北風が吹いた日には35℃に達することがあります。 この現象は、単なる気まぐれな天候ではなく、地形と大気の動きによる科学的な理由が存在します。
1. 通常の白浜の気温が33℃程度に収まる理由
・白浜は太平洋に面した沿岸地域で、南風が吹くことが多いです。 ・南風は海からの湿った空気を運んでくるため、海面温度の影響を受け、気温の上昇が抑えられます。 ・真夏でも海水温は約27~29℃のため、海風が自然のクーラーとなり、最高気温が33℃前後で安定しやすいのです。
2. 北風が吹くと35℃まで上がる理由
北風が吹くと、内陸側の紀伊山地を越えて乾いた熱風が白浜に到達します。 この時に起こるのが「フェーン現象」です。
フェーン現象の仕組み
- 北風が紀伊山地にぶつかり、山を上る過程で空気が冷やされ雲や雨が発生する。
- 水分を失った空気は乾燥した状態で山を越える。
- 山を下る時に圧縮され、気温が急激に上昇する。
- 白浜に到達した時、気温が2~3℃高くなり、35℃前後になることがある。
実際、標高500~1000mの山を越える過程で1kmあたり約9.8℃の断熱昇温が起きるため、平地で通常より気温が上がりやすくなります。
3. 湿度の違いもポイント
・南風の時 → 湿度が高く蒸し暑いが、気温は上がりすぎない。 ・北風の時 → 空気が乾燥しカラッとするが、気温が上がりやすい。
そのため、「北風が吹くと体感的には少し過ごしやすいが、気温自体は高くなる」という現象が起きるのです。
4. まとめ
・白浜の通常気温は海風による自然冷却で33℃前後。 ・北風が吹くとフェーン現象により気温が35℃まで上昇することがある。 ・乾燥した熱風が吹き降ろすことで、気温が上がるメカニズムが働いている。
このように、白浜で北風時に気温が上がるのは偶然ではなく、地形と風の動きが作り出す現象です。気象予報で北風が予想される日は、気温上昇に注意しましょう。

