【釣具が海に落ちてる!?】釣り人が知るべき海中ゴミの実態と和歌山の現状とは?

美しい海での釣り。
その裏側で、**「釣具の落下」「ゴミの投棄」**が大きな環境問題になっているのをご存知でしょうか?
本記事では、海中に落ちている釣具の実態や、和歌山県南紀エリアの事例をもとに、今私たちができる対策を紹介します。


海の中にはどれぐらい釣具が落ちているのか?

国際的な報告によると、釣りや漁業で使用された道具の廃棄は年間64万トン以上とも言われています(UNEP調査)。
特に**釣り糸や針、ルアー、錘(オモリ)などは分解されにくく、「幽霊ギア(ghost gear)」**と呼ばれるほど環境に悪影響を与えています。

⚠ 海洋ごみ全体のうち、釣具などの「幽霊ギア」は**約10〜30%**を占めると推定されています(IUCN調査)。


和歌山県の海でも、釣具の落下は深刻です。

▼ みなべ町・白浜・串本周辺の海底調査報告

和歌山県南紀エリアでも、定期的に行われている海底清掃・水中調査において以下のような釣具の落下が報告されています。

落ちていた釣具 推定個数(1日の例)
釣り糸・ハリス 約30セット
錘(オモリ)・天秤カゴ 約50個以上
ルアー・エギ 10〜20本
錆びた針・仕掛け残骸 数えきれないほど

特に、根掛かりしやすい磯場や堤防周辺での落下が多く、水中生物やサンゴへの影響も報告されています。


釣具が海に落ちる主な理由とは?

  • 根掛かりして回収不能になる(藻・岩場)

  • 強風で小物が飛んで海に落ちる

  • 夜釣りで足元が見えず、気づかないまま落とす

  • 仕掛け交換時のゴミ(パッケージ・カットした糸)をポイ捨て

釣具の落下は意図的でないケースが多いですが、釣り人の「ちょっとした油断」が海を汚しているのです。


釣具ゴミがもたらす環境被害

  • 釣り糸:ウミガメ・海鳥・魚類が絡まり、命を落とす例も

  • 錘(鉛):水質汚染の原因になることも

  • 釣り針:錆びるまでに時間がかかり、事故の危険性あり

  • ルアーやパッケージごみ:マイクロプラスチック化して永続的に残る


私たち釣り人にできる対策

✅ 1. ゴミはすべて持ち帰る

使用済みの仕掛け・釣り糸・袋・パッケージは、必ず自宅に持ち帰るよう徹底しましょう。

✅ 2. 根掛かりしにくい仕掛けを使う

・天秤カゴの位置やオモリの重さを調整
・磯や根周りでは浮力のある仕掛けを使う工夫も大切です。

✅ 3. フックガードやラインストッパーを活用

落下防止や道具整理をしっかり行うことで、うっかり海に落とすことを防げます。


和歌山の海を守るために

和歌山の海は、釣り人にとって魅力的なフィールドです。
しかしこの豊かな自然も、私たちの意識ひとつで壊れてしまうかもしれません。

釣りの楽しさと同時に、**「釣具が海に落ちることの重み」**を忘れずに、今後も釣りを続けていきたいですね。

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